国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)の小児救急センター・PICUは、小児救命医療の最前線の医療施設として、個人の方からの救急要請や大学病院からの転院など24時間365日全国のこどもたちが救急搬送されており、命の”最後の砦”として機能しています。
より大きな、より良い機能を備えた救急車の購入・刷新のために必要な資金寄付のご支援を、小児救急センター・PICUチームが実施中です。
#119では呼べない”こどもの命を救うために走る集中治療室”
小児の重症患者は国内でも治療ができる施設が限られているため、そうした施設への患者さんの集約化が必要になります。施設をまたいで救急搬送をする中であっても治療を継続するには、車内での急変に備えた準備があらかじめ必要になります。
人工呼吸・循環管理・体外循環などが必要な特に重症の患者さんを転院・搬送する時には、依頼に基づいて当院の救急車・ドクターカーを出動させ、専門の搬送チームが転院・搬送を担当しております。
小さな命の灯を絶やさぬよう、搬送中であっても、医療スタッフは万全の体制で治療にあたっていますが、より安全に搬送するためにはより大きな、より良い機能の救急車の新規購入が必須です。
新しいドクターカーでできること
直近5ヶ年での施設間搬送数実績
他施設のICUより国立成育医療研究センターへ施設間搬送をするチームによる転院搬送数は、直近5年で2倍以上増加しています。
病院同士の間でも、重症例では、より対応できる医療施設への転院搬送が選択肢に成りつつあります。
転院搬送元の医療機関内訳(2016年)
大学病院・小児専門病院からも転院搬送の依頼があります。
国内全域からの搬送依頼に対応し、必要に応じて海外の搬送にも携わっています。
現状のドクターカーは車内のスペースが狭いため、重篤小児患者を搬送するにあたって必要な人員・医療機器を搭載することが困難です。
車内スペースの確保をすることにより、容態が急変しても車内スペース狭小のため医療行為が非常に困難であったのが、より安全な搬送・より良い治療の可能性が期待されます。
プロジェクトにかける想い
施設から施設へと搬送する現場は、転院元の医療機関との連携のみならず、搬送先施設の密な連携が求められる、緊迫した救命医療の現場です。
重度の場合には、補助人工心臓が必要な患者さんもおられます。呼吸不全もしくは循環不全だったとしても、経過中に呼吸かつ循環不全となり、その先に心停止が迫っている症例も少なくりません。
繊細な管理が必要とされる小児救命医療の現場では、より充実した設備があってこそ、医師たちも力を発揮することができます。
未来ある子どもたちのために、最善の医療をとどけられればと願いとともに、ご理解・ご支援を募っています。
オンコロも、尊い命が安全に搬送されるよう、このプロジェクトに賛同し応援しています。
ドクターカー基金プロジェクト概要
現在も、重症の患者さんの転院・搬送には、特別な装置を備えた当院の救急車・ドクターカーが出動していますが、より安全に搬送するためにはより大きな、より良い機能の救急車が必須です。
その購入・刷新のために必要な資金の皆さまからのご支援を、3月29日23:59まで受付中です。
お問い合わせ・書面でのお申し込み
TEL:03-3416-0181(平日9時~17時)
mail:
kifu@ncchd.go.jp
現金書留(5,000円以上)でのお申し込みはこちら:
A-portサポート窓口 03-6869-9001 (平日10時~17時)
寄附金品領収証明書は希望される方にお送りします。
また、追加支援をご希望の方は、支援の決済をする際に「追加金」を入力して頂くことが可能です。
詳しくは、
kifu@ncchd.go.jpまでお問い合わせください。
本クラウドファンディング*にご賛同いただける方は、下記の国立成育医療研究センター小児救急センター/PICU の特設サイトより、ご支援を宜しくお願いいたします。
”こどもの命を救うために走る集中治療室”高規格ドクターカーを刷新したい
*クラウドファンディングとは、「こんなモノやサービスを作りたい」「世の中の問題を、こんなふうに解決したい」といったアイデアやプロジェクトを持つ起案者が、専用のインターネットサイトを通じて、世の中に呼びかけ共感した人から広く資金を集める方法です。