
3月4日に厚生労働省より、4月1日から適用となる新薬価基準の告示が行われました。 今回、新たな算定法式として、年間販売額が1,000億を超えるものかつ、予測された販売額を大きく上回る薬剤に関しては特例で薬価を引き下げる「特例拡大再算定」がありました。抗がん剤は薬価が高いこともあり今後も関係してくる可能性がありますが、今回はアバスチン(ベバシズマブ)が対象となっておりました。販売規模にもよるのですが最大で25~50%の引き下げとなるのですが、アバスチンは有用性の高さの考慮もあり10.9%の引き下げとなりました。 また、改定率の高かった先発品の抗がん剤としてはイクスタンジカプセル40mg(アステラス製薬)25%、タキソール注射液30mg(ブリストル・マイヤーズ)19.1%、ベルケイド注射用3mg(ヤンセンファーマ)19%が上位に挙がり、10%を超える引き下げは30品目近くありました。後発品に関しては軒並み高い引き下げ率となっており、平均すると20%もの引き下げとなりました。 もし宜しければ抗がん剤の薬価の比較表を作成しましたのでご参考にして下さい。

