患者さんのお話をご紹介③

みなさま、こんにちは、ナビゲート薬物療法専門医の瀬戸です。

今回はコラムに頂いたお話をご紹介します。


片山さんは福岡肺がん患者の会「コスモス」の代表をされており、今回が2回目の投稿になります。

今回、「網羅的がんゲノム検査」を受けた結果、分子標的治療薬に繋がった経験を書いて頂きました。



「網羅的がんゲノム検査」は、どこの医療施設でも受けられる検査ではありません。

血液で検査が可能な網羅的がんゲノム検査もありますが、現時点では充分ながん組織を用いた検査の方が有効だと考えられています。

網羅的がんゲノム検査で治療につながる可能性は低い、高額である、検査の結果はエキスパートパネル(専門家達による協議)後に聞く事になるので、結果を聞くまでに時間がかかる検査のための充分な組織採取が可能か?など主治医や専門家とよく話し合って、納得の上で行う必要があります。

また、片山さんが記載されているように主治医との関係性を考えて、相談するタイミングも非常に大事になってきます。


片山さんは、皆さまに共有し、少しでもお役に立てればと思い、今回の経験をコラムに書いて下さいました。

瀬戸



2023年12月17日、雪が舞う中で開催された、福岡肺がん患者の会「コスモス」のスナップショットです。
講師として招待され「瀬戸貴司が注目した 2023年 進行期非小細胞肺癌の発表」と言うリクエスト演題で発表させて頂きました。
皆さまから「ちょっと難しかったけど、勉強になった」と感想を頂きました。

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