がん情報サイト「オンコロ」のコンテンツ・マネージャーの柳澤です。
オンコロに関わりながら日本肺癌学会のプロジェクトにも関与しています。その一つが、市民公開講座です。

この市民公開講座は2014年から開始されたもので、全国の主要都市で年会5回～6回開催しています。もう2022年ですが、全国各地で40回程度行ってきたことになります。

皆さんもご存じの通り、この数年は分子標的薬剤、免疫チェックポイント阻害剤、遺伝子検査が長足の進歩を見せ、患者さんやご家族、一般の方々にとって肺がん治療の情報は大変複雑なものになっていました。

これらを丁寧に、学会が説明するために計画され、それぞれの患者さんが適切な治療を選択できるために、手術療法、放射線治療、薬物療法を軸に、患者さんの体験談、その時々のテーマを扱ってきました。

ただ、この2年間世界はコロナ禍。オフサイトのイベントが制限される中もウェブ配信の形を取り進めてきました。ようやく感染者数が減少傾向になってきましたが、2022年も原則、全国各地から配信するウェブ市民公開講座を予定しています。

2022年第1回目は、3月26日（土）京都より配信致します。プログラムは以下の通りです。

• ■講演(1) 地域の現状と今後の展望：髙山 浩一（京都府立医科大学病院 呼吸器内科）
• ■講演(2) 肺がんの外科治療：濱路 政嗣（京都大学病院 呼吸器外科）
• ■講演(3) 肺がんの放射線治療：山﨑 秀哉（京都府立医科大学病院 放射線科）
• ■講演(4) 肺がんの薬物療法：山田 忠明（京都府立医科大学病院 呼吸器内科）
• ■特別講演 肺がんの向き合い方と不安の対処について：坂下 明大（兵庫県立姫路循環器病センター 内科（緩和ケア内科））
• ■講演(5) 肺がん治療と向き合って：石盛 麻衣子（ライオンハート岡山）
• ■Q&A（パネルディスカッション）

座長は、京都府立医科大学病院呼吸器内科の髙山浩一先生、司会・進行は自身もがん体験者であるフリーアナウンサーの笠井信輔さん。がん情報サイト「オンコロ」も後援しています。是非、ご視聴下さい。

＊詳細・申込みは以下のサイトよりご確認下さい
https://convention.kijima-p.co.jp/jalca2022_shimin_join/