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誰かの未来を照らすために──看護師とアイドル、二つの想いを胸に

[公開日] 2025.12.26[最終更新日] 2025.12.05

看護師として、がん患者さんやご家族の不安や痛みに寄り添いながら、アイドルとして、ステージから「前を向く力」を届けてきた月埜みみさん(煌めき☆アンフォレントのメンバー)。 その二つの世界で培われたまなざしは、いつも“誰かの未来を少しでも明るくしたい”という想いにつながっています。 2026年、彼女はオンコロライブのアウェアネス・アンバサダーとして新たな一歩を踏み出します。小児がん・AYA世代(15歳~39歳)のがん、そして臨床試験(治験)の啓発という、若い世代の未来に深く関わるテーマに対し、医療者としての経験と、表現者としての感性をあわせ持つ月埜さんだからこそ届けられるメッセージがあると感じています。 今回は、そんな月埜みみさんに、これまでの歩みや現場で感じた想い、そしてオンコロライブを通じて伝えたい“希望”についてお話を伺いました。

看護師として見つめてきた“患者さんの想い”

西塚:まず、これまで看護師として、がん医療や緩和ケアの現場でどんな患者さんと向き合ってこられたのか教えてください。 月埜さん:本当にいろんな方と出会ってきました。10代からがんと闘う若いお母さん、痛みを我慢してでも家族に心配をかけたくないと笑顔を絶やさないおばあちゃん…。 痛みや不安を抱えながらも、大切な人との時間を守ろうとする姿は、とても印象的でした。 特に忘れられないのは、「もう積極的な治療はいい」とおっしゃった終末期の患者さん。その方は私と話す時間を楽しみにしてくれて、自分の生き方やこれからの想いを語ってくれました。 最期に「あなたの笑顔に救われたよ。あなたは人を癒す力があるから、これからもたくさんの人を救ってほしい」と涙ながらに伝えてくださって…その言葉はいまでも胸に刺さっています。 西塚:とても深い言葉ですね…。月埜さんが大切に向き合ってこられたことが伝わってきます。そして、看護師として、患者さんと関わる際に特に大切にしていることは何でしょうか? 月埜さん:「その人の人生に寄り添うこと」です。病気そのものではなく、その人自身を見ること。 全人的苦痛に寄り添い、その方らしく生活できるように支援することを大切にしています。そして何より、「あなたはひとりじゃないよ」と伝え続けることが私の看護です。 西塚:“人生を見る”という姿勢は、まさに看護の本質ですね。実際に、患者さんやご家族の“本当の想い”を感じた場面はありましたか? 月埜さん:本当にたくさんあります。みなさん、表では明るくふるまっていても、その裏には深い想いを抱えているんです。 患者さんは「本当はもっと生きたい。でも家族に迷惑をかけたくない」「心配かけたくないから痛みを黙っている」、ご家族は「もっと早く気づいてあげられていたら…」、そうした後悔や想いを何百回も聞いてきました。お互いを大切に想うからこそ、本音を隠してしまうんですよね。 西塚:本当に…誰かを想うからこそ、生まれてしまう葛藤ですよね。看護師としての経験は、いまの活動にどうつながっていますか? 月埜さん:全部つながっています。私がステージで笑顔でいられるのは、患者さんたちが「あなたの笑顔が好き」「元気でいてね」と伝えてくれたからです。 「やりたいことをやらなかったことが一番の後悔だよ」と言われたこともあります。だからこそ今、私は“やりたいこと”に全力で向き合っています。 看護師として学んだ“命の重さ”や“笑顔の力”を、歌やパフォーマンスで届けることが、私の使命だと感じています。 西塚:月埜さんの笑顔には、そうした背景が詰まっているんですね。

“アイドル”として伝えたい想い〜表現する力〜

西塚:アイドル活動を始めたきっかけを教えてください。 月埜さん:看護師として働く中で、「もっと多くの人に命のことや病気のことを伝えたい」と思うようになったんです。 病室では1対1でしか伝えられなかった想いを、ステージなら何百人、何千人に伝えられる。病気と共存しながら、その人らしく生きられる世界にしたいと思っていました。 最初は「看護師がアイドル!?」って驚かれたりもしました。でも私の活動が誰かの希望や勇気になれば、それが私のやりたいことだと思えたんです。 西塚:“伝える手段を広げたい”という発想がすでに看護師ですね。どんな想いでステージに立っていますか? 月埜さん:「今日来てくれた人に、少しでも幸せや勇気を届けたい」です。患者さんの苦しみを見てきたからこそ、ステージでは明るさと力強さを意識しています。 どんなにつらいときも、ステージに立つ日は笑顔だけは絶対に崩さないと決めています。 西塚:立ち姿の裏にある強さを感じます。看護師とアイドル、共通する部分はありますか? 月埜さん:あります。「相手の心に寄り添うこと」です。看護師は患者さんに、アイドルはファンの皆さんに寄り添う。根っこは同じだと思っています。 西塚:まさに“寄り添う力”の形が違うだけなんですね。歌や表現で誰かを元気にしたいと思った瞬間はありますか? 月埜さん:終末期の患者さんと病室で一緒に歌ったときです。音楽を流して歌ったら、「久しぶりに笑えた」と言ってくださって…。その笑顔を見て、歌の力が人を癒すんだと強く感じました。 西塚:その瞬間が、今の月埜さんを作っているんですね。

オンコロライブ2026への参加

西塚:オンコロライブのアウェアネス・アンバサダーに決まったときの気持ちを教えてください。 月埜さん:「看護師だからこそ伝えられることがある」と強く思いました。私のこれまでの経験を広く届ける機会をいただけて、とても光栄でした。 西塚:看護師としての視点を持つアンバサダーは本当に貴重です。小児がん・AYA世代のがん・臨床試験について、どんな課題を感じていますか? 月埜さん:小児がんは治療選択肢が限られ、副作用の影響も大きい。AYA世代では、学校や仕事との両立が難しく孤立しがち。臨床試験は参加者不足や情報不足が課題です。特に小児やAYA世代では適した試験が少ないので、透明性を高め、若い世代の支援が必要だと感じています。 西塚:現場を知る方の言葉は重みがありますね。アンバサダーとして、どんな活動をしたいですか? 月埜さん:オンコロライブの目的である、小児がん、AYA世代のがん、臨床試験の啓発、もっと多くの方に届ける活動に貢献したいと思っています。あまり知られていない小児がん、AYA世代のがんゆえの誤解や偏見をなくしたいです。そして、若い世代には「知ることの大切さ」「知れば対処できることもある」と伝えたいです。エンタメの力で、楽しく啓発できる形も作っていきたいですね。 西塚:月埜さんだからこそできるアプローチですね。読者や来場者にどんなメッセージを届けたいですか? 月埜さん:「がんは一人で抱え込まないで、一緒に支え合おう」です。看護師としての体験から、緩和ケアの大切さや臨床試験の可能性も知ってほしい。患者さんも家族も、孤立せず前を向けるようなきっかけになれば嬉しいです。 西塚:その“つながり”は、オンコロライブの根本にもありますね。

若い世代へ──未来へ続く“希望”のメッセージ

西塚:がんと向き合う若い世代へ、いま伝えたい言葉はありますか? 月埜さん:「あなたは一人じゃないよ。治療を信じて、一歩ずつ進んでほしい」です。AYA世代は仕事や友人関係で大変な時期ですが、必ず支えてくれる人がいます。 がんを乗り越えた先には、新しい強さが生まれると思います。 西塚:その言葉は、多くの方に届くと思います。ご自身は困難にどう向き合ってきましたか? 月埜さん:「試練をくれてありがとう」と思うようにしていました。乗り越えた先の自分を信じることで前に進めます。 つらいときは信頼できる人に話したり、練習して小さな成功を積み上げて自信を取り戻したり…。好きなことをする時間も大事にしていました。 西塚:とても前向きな“心の整え方”ですね。最後に、オンコロ読者・患者さん・ご家族へメッセージをお願いします。 月埜さん:がんは辛いと思いますが、どうか諦めないでください。看護師として多くの奇跡も見てきました。家族は支える側として自分を大切に、患者さんは自分の想いを大切にしてほしい。 アイドルとして、私は等身大でみなさんを応援しています。一緒に前を向いて、明るい未来をつかみましょう。いつでも私はあなたの味方です。 西塚:その言葉が、きっと多くの方の支えになります。今日はありがとうございました。 【月埜みみ(つきの・みみ)現役看護師アイドル】 Remember Girl’s Power !!(オンコロライブ)2026 アウェアネス・アンバサダー。 煌めき☆アンフォレント(きらめき・あんふぉれんと)のメンバー。看護師として働きながら、アイドルとしても活動する“二つの顔”をもつパフォーマー。 煌めき☆アンフォレントHP:https://kirafore.com/ 医療現場では、がん患者さんのケアや緩和ケアにも携わり、患者さんやご家族に寄り添う看護を大切にしてきた。その経験から、「前を向く力を少しでも届けたい」という思いが強まり、エンターテインメントの世界でも活動の幅を広げている。 医療とアイドル、二つの立場を持つからこそ、若い世代へ“希望やあたたかさを伝える存在”であることを大切にしている。 2026年、Remember Girl’s Power !!(オンコロライブ)2026のアウェアネス・アンバサダーに就任。小児がん・AYA世代のがん、臨床試験(治験)の啓発に共感し、ステージ上でのパフォーマンスや情報発信、イベント当日のサポートを通じて、やさしく力強いメッセージを届けていく。 【引用】 オンコロライブ2025ダイジェスト動画:https://www.youtube.com/watch?v=wc0lxrPdwE0 オンコロライブ2026 HP(予定):https://oncolo.jp/rgp/2026/ オンコロライブX:https://x.com/ONCOLO_LIVE オンコロライブInstagram:https://www.instagram.com/stories/oncolo_live/ オンコロライブTikTok:https://www.tiktok.com/@oncolo_live 煌めき☆アンフォレントHP:https://kirafore.com/ 煌めき☆アンフォレントX:https://x.com/kirafore_info
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西塚真帆

広告代理店、IT業界などを経たのち、通信業界でライターとして従事。 2022年4月にオンコロに参加。オンコロでは、コンテンツ企画、記事執筆、編集を担当。

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