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概要
一般名 |
セリチニブ |
商品名 |
ジカディア |
治験薬コード |
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一般名英語表記 |
Ceritinib |
商品名英語表記 |
ZYKADIA |
種類 |
分子標的薬 チロシンキナーゼ阻害薬 |
種類 |
EML4-ALK |
投与経路 |
内服 |
適応がん種 |
非小細胞肺癌 |
特徴
セリチニブはチロシンキナーゼ阻害薬と呼ばれ、がん細胞の増殖にかかわる分子を狙い撃ちする分子標的薬の一種です。肺がんのタイプの一つである非小細胞肺がんではEML4-ALK融合遺伝子変異という、ALK遺伝子に変異を持つものが約5%存在することがわかっています。この遺伝子変異があると細胞増殖にかかわるチロシンキナーゼという酵素タンパク質の働きが異常に高まり、細胞増殖の命令が過剰に出されがん細胞が増殖します。
セリチニブはこのチロシンキナーゼの働きを阻害しがん細胞の増殖を阻害します。セリチニブより先に開発されたクリゾチニブによる治療歴がある非小細胞肺がんの再発例に対して、臨床試験でセリチニブは効果を発揮しました。2017年2月現在、クリゾチニブに抵抗性又は不耐容のALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌に適応があります。
用法及び用量
通常、成人にはセリチニブとして450mgを1日1回、食後に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
重大な副作用
手足症候群、剝脱性皮膚炎、中毒性表皮壊死融解、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、ケラトアカントーマ、皮膚有棘細胞癌、出血、劇症肝炎、肝機能障害・黄疸質性肺炎、高血圧クリーゼ、可逆性後白質脳症症候群、心筋虚血、心筋梗塞、うっ血性心不全、消化管穿孔、出血性腸炎、虚血性腸炎、白血球減少好中球減少、リンパ球減少、血小板減少、貧血、腎不全、ネフローゼ症候群、低ナトリウム血症、アナフィラキシー、横紋筋融解症、低カルシウム血症
参考リンク
http://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291044M1