概要
一般名 |
ベムラフェニブ |
商品名 |
ゼルボラフ |
治験薬コード |
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一般名英語表記 |
Vemurafenib |
商品名英語表記 |
ZELBORAF |
種類 |
BRAF阻害剤 |
投与経路 |
内服 |
適応がん種 |
BRAF遺伝子変異を有する根治切除不能な悪性黒色腫 |
特徴
細胞増殖に関わるシグナルを伝えるタンパク質のひとつに、RAFと呼ばれるものがあります。
がん細胞において、RAFの一種であるBRAF遺伝子に変異が入ることで、異常なBRAFタンパク質が作られると、細胞の増殖シグナルが過剰に亢進し、がんの増殖を促します。
タフィンラーは、この異常なBRAFを阻害することによって、がん細胞の増殖を抑える働きを持つと考えられています。
同じ作用機序を持つ薬に、タンフィラー(一般名:ダブラフェニブ)、ビラフトビ(一般名:エンコラフェニブ)があります。
効能・効果
・BRAF遺伝子変異を有する根治切除不能な悪性黒色腫
用法及び用量
通常、成人にはベムラフェニブとして1回960mgを1日2回経口投与する。
重大な副作用
有棘細胞癌、悪性腫瘍(二次がん)、アナフィラキシー・過敏症、皮膚粘膜眼症候群・中毒性表皮壊死融解症・多形紅斑・紅皮症、薬剤性過敏症候群、QT間隔延長、肝不全・肝機能障害・黄疸、急性腎障害
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291037