概要
一般名 |
パゾパニブ塩酸塩 |
商品名 |
ヴォトリエント |
治験薬コード |
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一般名英語表記 |
Pazopanib Hydrochloride |
商品名英語表記 |
Votrient |
種類 |
キナーゼ阻害剤 |
投与経路 |
内服 |
適応がん種 |
悪性軟部腫瘍、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌 |
特徴
ヴォトリエントは、主にVEGFR(血管内皮細胞増殖因子受容体)、PDGFR(血小板由来増殖因子受容体)、c-Kitを特異的に阻害する、経口のマルチキナーゼ阻害薬です。
VEGFR、PDGFR、c-Kitは、がん細胞に栄養を送り込むための新たな血管の形成やがん細胞の増殖シグナルに関与しています。
これらの作用をヴォトリエントによって阻害することで、がん細胞の活性化を抑制すると考えられています。
効能・効果
・悪性軟部腫瘍
・根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
用法及び用量
通常、成人にはパゾパニブとして1日1回800mgを食事の1時間以上前又は食後2時間以降に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
重大な副作用
肝不全・肝機能障害、高血圧・高血圧クリーゼ、心機能障害、QT間隔延長・心室性不整脈、動脈血栓症事象、出血、消化管穿・消化管瘻、甲状腺機能障害、ネフローゼ・蛋白尿、感染症、創傷治癒遅延、間質性肺炎、血栓性微小血管症、可塑性後白質脳症症候群、膵炎、網膜剥離
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291028