概要
一般名 |
タスルグラチニブ |
商品名 |
タスフィゴ |
治験薬コード |
|
一般名英語表記 |
Tasurgratinib |
商品名英語表記 |
TASFYGO |
種類 |
抗悪性腫瘍剤 |
種類 |
FGFR阻害剤 |
投与経路 |
経口 |
適応がん種 |
がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌 |
特徴
胆道がんの一部において、線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)の遺伝子異常(融合遺伝子)によるFGFRシグナルの過剰亢進が報告されている。
タスフィゴは、FGFRのチロシンキナーゼ活性を阻害する低分子化合物である。FGFR融合タンパク等のリン酸化を阻害することで、下流のシグナル伝達を阻害し、細胞増殖を抑制すると考えられている。
なお、胆道がんに効能を持つFGFR阻害剤としては、既にペマジール(一般名:ペミガチニブ)とリトゴビ(一般名:フチバチニブ)が承認されている。
効能・効果
がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌
用法及び用量
通常、成人には、タスルグラチニブとして1日1回140mgを空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
重大な副作用
高リン血症、網膜剥離
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291087