概要
一般名 |
ペグアスパルガーゼ |
商品名 |
オンキャスパー |
治験薬コード |
|
一般名英語表記 |
pegaspargase |
商品名英語表記 |
ONCASPAR |
種類 |
抗悪性腫瘍酵素製剤 |
投与経路 |
点滴静注 |
適応がん種 |
急性リンパ性白血病、悪性リンパ腫 |
特徴
オンキャスパーは、大腸菌由来 L-アスパラギナーゼをポリエチレングリコール(PEG)で化学修飾
(PEG 化)した酵素製剤です。L-アスパラギナーゼはL-アスパラギンを分解するため、アスパラギンを外から取り込む必要があるがん細胞を栄養欠乏状態にすることで、抗悪性瘍効果を発揮します。
PEG化することによって半減期が延長し、効果が持続するだけでなく、ペグ化により免疫原性(体内で異物と判断され免疫を誘導する性質)が低下するため抗薬物抗体ができにくく、過敏症反応などが起こりにくいことも期待されています。
効能・効果
急性リンパ性白血病、悪性リンパ腫
用法及び用量
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、ペグアスパルガーゼとして、下記の用法・用量で2週間間隔で点滴静脈内投与する。
21歳以下の患者:
体表面積0.6m2以上の場合は1回2500国際単位/m2(体表面積)を、体表面積0.6m2未満の場合は1回82.5国際単位/kg(体重)を投与する。
22歳以上の患者:
1回2000国際単位/m2(体表面積)を投与する。
重大な副作用
過敏症、膵炎、出血、血栓塞栓症、肝機能障害、骨髄抑制、感染症、脂質異常症、高血糖、中枢神経障害
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/42914F2