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概要
一般名 |
ベージニオ |
商品名 |
アベマシクリブ |
治験薬コード |
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一般名英語表記 |
Verzenio |
商品名英語表記 |
Abemaciclib |
種類 |
分子標的薬 |
種類 |
CDK4/6阻害剤 |
投与経路 |
内服 |
適応がん種 |
ホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌、ホルモン受容体陽性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術後薬物療法 |
特徴
ベージニオはサイクリン依存性キナーゼ(CDK4/6)を選択的に阻害し、抗腫瘍効果を発揮する薬剤です。通常多くの細胞では無秩序な細胞分裂が行われないように、細胞周期の途中で制御がかかり細胞のがん化を防いでいます。乳癌ではエストロゲンの作用でサイクリンDの発現が活性化されており、CDK4/6とサイクリンD複合体形成による腫瘍細胞の増殖が認められています。
ベージニオはCDKを阻害することで細胞周期の進行を停止させ、エストロゲンの作用を抑制する内分泌薬との併用により、乳がんに対する抗腫瘍効果をあらわします。ベージニオは2018年11月ホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌 の適応で発売されました。
効能・効果
ホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌
ホルモン受容体陽性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術後薬物療法
用法及び用量
内分泌療法剤との併用において、通常、成人にはアベマシクリブとして1回150mgを1日2回経口投与する。ただし、術後薬物療法の場合には、投与期間は24ヵ月間までとする。なお、患者の状態により適宜減量する。
重大な副作用
肝機能障害、重度の下痢、骨髄抑制、間質性肺疾患
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291054F3029