遺伝子変異量(TMB: Tumor Mutation Burden)とは、がん細胞が持っている遺伝子変異の数です。
がん細胞と正常細胞の遺伝子配列を比較し、がん細胞にいくつ遺伝子変異が入っているかを調べます。単位としては、百万個の塩基(メガベース)の中にいくつの遺伝子変異があるか(/Mb)で表されることが多いです。
がんは種類により、遺伝子変異量の多いもの(メラノーマ、非小細胞肺癌など)から、少ないもの(急性骨髄性白血病)まで、様々です。

また、同じがん腫の患者さんでも、遺伝子変異量が多い方と少ない方が存在します。
変異が入った遺伝子からは、正常とは異なるアミノ酸配列のタンパク質が作られます。
この変異タンパク質は、免疫細胞により非自己と認識されるため、変異タンパク質を持つ細胞は、免疫細胞からの攻撃を受けやすくなります。つまり、遺伝子変異量が多いがん細胞ほど、免疫細胞により攻撃される可能性が高まると考えられます。

実際に、免疫細胞を活性化する、免疫チェックポイント阻害薬(CTLA-4抗体薬、PD-1抗体薬、PD-L1抗体薬など)により、大きな治療効果が得られる腫瘍には、遺伝子変異量の多い、メラノーマや非小細胞肺癌が含まれています。

また、同じがん腫の患者さんでも、遺伝子変異量の多い患者さんの方が免疫チェックポイント阻害薬が効きやすいといった報告もあります。

 
作成:株式会社インテリム
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