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血栓塞栓症
[公開日] 2018.01.30[最終更新日] 2018.01.30
血栓塞栓症とは主に手足などの静脈の中で、何らかの原因により血液が凝固してかたまり(血栓)が生じ、そのかたまりが血管内の血流を妨げ、血管が狭くなったり(狭窄)、血流が滞ったり(閉塞)・炎症が生ずる疾患のこといいます。通常、血液は血管の中では固まることなくと流れていますが、血管が傷ついたり、血液の流れが悪くなったり、血液自体が固まりやすくなったりすると、血管の中でも血栓ができることがあります。手足の静脈に血栓ができるのが深部静脈血栓症で、できた血栓が血管の中を流れていき、肺の動脈に詰まる病気が肺塞栓症です。深部静脈血栓症と肺塞栓症は関連した病気なので、合わせて静脈血栓塞栓症と呼ばれています。深部静脈血栓症の原因として、長時間同じ姿勢のまま足を動かさない、外傷などでできる血管壁の傷や炎症が考えられます。完全に血管が詰まる場合は、むくみや痛み皮膚の変色などの症状が現れやすくなります。肺塞栓症の場合、詰まる範囲が広いと胸の痛みや呼吸困難などの症状が出ます。治療には抗凝固剤や血栓溶解剤など投与して早期に血栓を溶解させ循環動態の改善を図ります。
作成:株式会社インテリム
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