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SLAMF7抗体 エスラムエフセブン抗体

[公開日] 2015.12.07[最終更新日] 2015.12.07

SLAMF7とは、骨髄腫細胞や免疫細胞の一種であるナチュラルキラー細胞の表面に多くかつ均一に発現している糖タンパク質となります。正常組織や造血幹細胞には存在しません。(95%以上の多発性骨髄腫細胞上にSLAMF7が存在するとされています) *SLAMF7(signaling lymphocyte activation molecule family 7):シグナル伝達リンパ活性化分子ファミリー7の略。 SLAMF7抗体とは、骨髄腫細胞上とナチュナルキラー細胞のSLAMF7に結合することによる2つのメカニズムで働くとされています。 骨髄腫細胞上のそれと結合することにより抗腫瘍効果を発揮し、また、ナチュラルキラー細胞表面のそれと結合するとナチュナルキラー細胞が活性化し、骨髄腫細胞を攻撃するようになります。 <SLAMF抗体薬剤一覧> エロツズマブ(エムプリシティ)
辞典 エムプリシティ

3Hメディソリューション株式会社 執行役員 可知 健太

オンコロジー領域の臨床開発に携わった後、2015年にがん情報サイト「オンコロ」を立ち上げ、2018年に希少疾患情報サイト「レアズ」を立ち上げる。一方で、治験のプロジェクトマネジメント業務、臨床試験支援システム、医療機器プログラム開発、リアルワールドデータネットワーク網の構築等のコンサルテーションに従事。理学修士。

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