無憎悪生存期間(PFS)とは、治療中(治療後)にがんが進行せず安定した状態である期間のことです。

 進行がんの患者さんにとって治療により生存期間を延長することが最も重要ですが、長期間にわたり病態が安定し生活の質を保つことできることも重要です。そのため、この指標は進行がん患者さんに対する治療効果を見るときによく使われます。

 英語表記はPFS(ぴーえふえす)「Progression-Free Survival:ぷろぐれっしょんふりーさばいばる」といいます。

 もう少し踏み込みますと、現在の抗がん剤開発では、PFSよりも全生存期間(OS)といい、どれだけ生存期間を延ばせるかの方が大切となっています。近年、無憎悪生存期間が既存の薬剤よりも延長したけれども、全生存期間に変わりがなかったために承認されない薬剤も出てきています。
 しかしながら、全生存期間を確認するのは時間がかかるため、第2相臨床試験でPFS、第3相臨床試験でOSを確認するものが多いです。


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