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骨肉腫

[公開日] 2018.03.09[最終更新日] 2018.03.09

肉腫の組織型の1つで、悪性の間葉性腫瘍のうち造骨細胞への分化ポテンシャルをわずかでも有し、腫瘍骨を形成する能力を持つものである。 別名は悪性骨形成性腫瘍(あくせいこつけいせいせいしゅよう)。 ほとんどが骨に生じるが、稀に骨とは離れた軟部組織からも生じることがあり、これは骨外性骨肉腫 と呼ばれる。 骨肉腫は代表的な骨の悪性腫瘍。腫瘍細胞が骨組織を作られるのが特徴。原発性骨悪性腫瘍のなかで最も多く、日本では年間発生は約200人。 10代に約半数、5〜24歳までに3分の2に発症する。 また、50〜60歳代にもしばしばみられる。 部位では、とくに膝関節や肩関節に近いところから発生する。まれに、全身の骨に発生した多発例も報告されている。 近年では、化学療法の発達によって、生存率は著しく改善され、5年生存率は70%程度。
辞典

高橋さくら

米国州立大学生物学科卒後、国内の臨床検査会社、大学病院研究室で研究開発の後、製薬会社でがん関連製剤の学術情報・マーケティング担当。その後CROにてがん関連治験の立ち上げ業務を経験。また、福祉系大学に社会人入学卒業し、社会福祉士、精神保健福祉士取得。 日本臨床腫瘍学会会員、日本癌治療学会員

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