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変異抗原(ネオアンチゲン)
[公開日] 2018.11.05[最終更新日] 2018.11.05
変異抗原(ネオアンチゲン)とは、がん細胞で起こった遺伝子異常によって生み出される
がん特異的な抗原のことをいいます。
人間の身体は細菌やウイルスなど「自分の体の細胞」ではないものを「異物(非自己)」と判断し、
それらの異物を排除するなどして、生体を守る抵抗力が備わっています。
この仕組みを免疫といいます。
人間のほとんどの細胞はその表面に「自己」を示す目印「抗原」を出すことにより、
免疫から身を守っています。
がん細胞はもともとは正常な細胞であったのものなので、正常細胞と同様に表面に抗原を提示します。
しかし、がん細胞はDNA変異が蓄積して増殖したものなので、
提示される抗原は正常細胞のものとは異なり、免疫細胞に「異物」と判断され攻撃の対象となります。
このがん細胞が提示する抗原のことを変異抗原(ネオアンチゲン)と呼んでいます。
作成:株式会社インテリム
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