多施設共同試験(たしせつきょうどうしけん)


  • [公開日]2015.04.20
  • [最終更新日]2017.10.12

 多施設共同試験とは複数施設で同時に進行する臨床試験のことです。

 臨床試験や臨床研究を1施設で実施してしまうと、その結果はその施設でしか実現できないものである懸念があります。よって、効果を確認するような試験では複数の施設で実施します。

 科学の大原則の1つとして、再現性(繰り返し同じ結果が出ること)があります。これはどんな研究者が実施しても、同じ手順であれば、同じ結果を出すことも意味します。

 臨床試験は再現性を見出すのには、時間もお金も信じられないほどかかってしまうため、多施設臨床試験を実施することでそういった問題を少なからずカバーします。

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