エピジェネティクス Tweet [公開日]2023.04.01[最終更新日]2023.06.06 エピジェネティクスとは、細胞分裂後も引き継がれる遺伝子発現・細胞表現型を制御するシステムのことです。DNAの配列変化を伴わず、DNAやDNAの巻き付いたタンパクであるヒストンの修飾によって、細胞の発生・分化・増殖・老化を正確に調節しています。 がんにおいては、DNA配列異常が病態の中心であると考えられてきましたが、近年の研究によりエピジェネティックな変化(DNAのメチル化異常など)が、がんの発生に重要であることが分かってきており、薬剤開発の標的となっています。 × 浅野理沙 東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。 記事一覧を見る ▶ Tweet