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サイクリン依存性キナーゼ4/6阻害薬(CDK4/6阻害薬)

[公開日] 2015.12.01[最終更新日] 2015.12.01

サイクリン依存性キナーゼ4/6阻害薬とは(CDK4/6阻害薬とは)、細胞周期を制御するメカニズムを不能とするサイクリン依存性キナーゼ4とサイクリン依存性キナーゼ6とよばれる酵素を阻害する薬剤となります。 1つの細胞が2つに分裂が進む過程を細胞周期と呼びます。図のように、S期→G2期→M期→G1期という順番で細胞分裂が繰り返されますが、無限に細胞が分裂続けると困るため細胞周期のG1期で抑制しています。しかしながら、サイクリン依存性キナーゼ4及びサイクリン依存性キナーゼ6が関与することにより細胞周期の制御を不能としてまい、無制限に細胞が増殖してしまいます。CDK4/6阻害薬はサイクリン依存性キナーゼ4及びサイクリン依存性キナーゼ6する薬であり、がん細胞の増殖を抑制します。 薬剤一覧 パルボシクリブ(米国商品名イブランス;IBRANCE) アベマシクリブ リボシクリブ サイクリン依存性キナーゼ
辞典 イブランス

3Hメディソリューション株式会社 執行役員 可知 健太

オンコロジー領域の臨床開発に携わった後、2015年にがん情報サイト「オンコロ」を立ち上げ、2018年に希少疾患情報サイト「レアズ」を立ち上げる。一方で、治験のプロジェクトマネジメント業務、臨床試験支援システム、医療機器プログラム開発、リアルワールドデータネットワーク網の構築等のコンサルテーションに従事。理学修士。

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