前向きとは、研究においてデーターをどのように集めるかを示したものです。データーの集め方は、時間の方向によって、未来に向かってデーターを収集する方法(前向き、プロスペクティブ:prospective)と、過去に遡ってデーターを収集する方法(後ろ向き、レトロスペクティブ:retrospective )に分けられます。治験などの臨床試験では、患者さんを登録してから、未来に向かって患者さんのデーター(QOL、再発率、生存率など)を収集します。この方法を前向きと呼びます。
一方、肺癌の患者さんとそうでない人で喫煙歴を調べ、肺癌と喫煙に関連性があるかを研究するといった場合は、過去に遡ってデーター(喫煙歴)を収集します。このような方法は後ろ向きと呼ばれます。
作成:株式会社インテリム
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