AFP-L3分画とはAFP中にどのくらいAFP-L3が含まれているかを示した値です。
AFPは肝細胞癌以外の肝疾患(肝炎など)でも上昇することがありますが、肝細胞癌の細胞が産生するAFPは、タンパク質の構造の一部が少し変化しており、レンズマメレクチン(LCA)と結合できるようになっています。この特徴を利用し、LCAと結合しないAFP(AFP-L1)、弱く結合するAFP(AFP-L2)、しっかり結合する(AFP-L3)のAFP中の割合を調べます。AFP-L3は、肝細胞癌で増加するため、腫瘍マーカーとして使われています。
基準値: 10未満(%)(検査法:LBA(LBA-EATA))
作成:株式会社インテリム