目次
ブレンツキシマブベドチン(アドセトリス)の薬剤概要
jinaidou.jp
製品名
一般名
ブレンツキシマブベドチン(brentuximabvedotin)
用法用量
ブレンツキシマブベドチンとして3週間に1回1.8mg/kg(体重)を点滴静注する
効能効果
主な副作用
リンパ球減少症、好中球減少症、白血球減少症、末梢性感覚ニューロパチー、貧血、疲労、鼻咽頭炎、LDH増加、発疹、食欲減退、悪心、ALT(GPT)増加、AST(GOT)増加、下痢、上気道感染
製造承認日
2014年4月
薬価
465,701円/1バイアル(50mg)
ブレンツキシマブベドチン(アドセトリス)の作用機序
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CD30発現腫瘍細胞にブレンツキシマブベドチンが結合し、ブレンツキシマブベドチン-CD30複合体として細胞内に取り込まれた後、蛋白質分解反応によりMMAEが遊離する。遊離したMMAEがチューブリンに結合することで微小管形成を阻害し、細胞周期の停止とアポトーシスを誘導します。
ブレンツキシマブベドチン(アドセトリス)の最新文献
文献の概要
再発リスクの可能性が高い自家造血幹細胞移植併用大量化学療法後の古典的ホジキンリンパ腫患者さんに対して、ブレンツキシマブベドチン単剤を投与する群、もしくはプラセボを投与する群で、その有効性(PFS)を比較検証した試験。結果は、プラセボに比較してブレンツキシマブベドチンの方が有効性が高いことが判った。
文献の出典
The Lancet
文献の発刊日
2015年5月9日
文献の概要
バルキー病変などを有する限局期古典的ホジキンリンパ腫患者さんの一次治療として、ブレンツキシマブベドチンとAVD(アドリアマイシン+ビンブラスチン+ダカルバジン)を投与し、その後にIFRT30Gの治療をし、その忍容性を検証した試験。結果は、30例中27例がPET陰性を達成、2例がPET陽性、1例がグレード3以上の末梢神経障害のために脱落した。
文献の出典
blood
文献の発刊日
2016年7月5日
文献の概要
自家造血幹細胞移植とブレンツキシマブベドチンの治療後、再発もしくは難治性を示した古典的ホジキンリンパ腫患者さんに対してニボルマブ(オプジーボ)単剤を投与し、その有効性(奏効率)を検証した試験。その結果、この治療ラインにおいてもニボルマブ(オプジーボ)の有効性があることが判った。
文献の出典
The Lancet
文献の発刊日
2016年7月20日
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ブレンツキシマブベドチン(アドセトリス)の治験情報
治験の概要
再発又は難治性のホジキンリンパ腫患者さんに対して、ブレンツキシマブベドチン単剤を投与する群、もしくはペムブロリズマブ単剤を投与する群に分けて、PFS(無増悪生存期間)、OS(全生存期間)を検証する治験。
治験の期限
2019年8月
参考資料
1)ブレンツキシマブベドチン(アドセトリス)の添付文書
2)造血器腫瘍診療ガイドライン