6月2日、日本新薬株式会社とファイザー株式会社が経口持続性鎮痛剤トラマドール塩酸塩(商品名:ワントラム)を発売したと発表しました。

本剤は、既に販売している1日4回製剤のがん疼痛・慢性疼痛治療剤トラマールカプセルの有効成分であるトラマドール塩酸塩に、即効性と持続性を両立させる技術を導入した1日1回投与の徐放性製剤となります。

ファイザー株式会社 プレスリリースより 本文はこちら

担当者コメント

このワントラムは、オピオイド鎮痛薬と呼ばれるものです。ワントラムの有効成分であるトラマドールは軽度から中等度の強さの痛みを抑えるために用いられます。がんによる痛みの治療ではNSAIDs(NSAIDs;商品名ロキソニンなど)やアセトアミノフェンなどの鎮痛薬で抑えられないような痛みがある場合に次の治療の段階として選択されます。

このお薬の特徴としては1日1回の製剤であることです。既存の同じ有効成分の製剤は1日4回でありましたが特殊な技術により、速効性と持続性を両立させることができたようです。

1日1回の投与で済むことで利便性が向上することで、長期にわたって痛みをコントロールしなければならない患者さんにメリットがあると考えられます。

このように患者さんの負担が減ることはQOL(生活の質)の向上にもつながり緩和ケアにも大きく貢献しそうです。

HAMA


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