Remember Girl’s Power!! とは
がん情報サイト「オンコロ」が主催する、小児がん・AYA世代(15歳~39歳)のがん、 臨床試験(治験)の啓発を目的とする女性アーティストによるチャリティーライブです。2016年9月から年1回開催し、今年で5回目を迎えます。 開催実績 第1回: 2016年9月9日@Zepp Divercity 第2回:2017年9月10日@shibuya duo MUSIC EXCHANGE 第3回:2018年9月1日@品川インターシティホール 第4回:2019年9月1日@渋谷ストリームホール開催目的
小児・若年者の「がん」の特徴は、大人のがんと異なり、多くは予防・検診は有効ではなく、また生活習慣を要因に発生したものではありません。 そんな中、彼らは厳しい治療を乗り越え、今も闘い、誤解や偏見の中、時に、再発の危険性に怯えながらも、しっかり将来を見据え頑張っています。そして、より一層希望の持てる治療の開発を待ち望んでいます。 このような事から、このイベント・音楽を通じ、一人でも多くの方に、小児・AYA世代のがんに関心を持っていただき、がん患者・体験者支援、疾患啓発、研究支援につなげることを目的に開催しています。開催までの道のり
2019年9月の第4回のイベントを終え、5周年にあたる2020年に向け、10月から準備に取り掛かっていました。開催していく中で少しずつですがRGPの認知が進んでいる実感がありました。そこで5周年はストレッチ目標ですが、2days3回公演のプログラムで開催することを決めました。今まで1日開催でいっぱいいっぱいだったのでかなりのチャレンジです。 3回公演あれば、出演アーティスト数が単純計算で3倍になりますし、公演ごとに中身も多少は変えないといけません。よって協力者を探し、色々な企業の方とお会いし、アーティストには出演依頼をかけ始めている段階でした。 そんな中、2020年1月後半くらいから新型コロナウイルスが日本でも騒がれ始め、2月にはライブ観賞の際はマスクが必須な情勢となりました。3月には人を集めたイベントが軒並み中止となっていきました。ただ当時は、夏頃に収まっているのではないかと少し楽観的に見ていました。 しかしながら、4月の緊急事態宣言と5月のGWの感染者数増の状況もあり、RGPの有観客での開催は断念しました。 過去4回のライブで徐々にイベントとして認知が進み、チケット購入数も増えてきたこの段階での中止はとても悔しく思いました。 ただ、新たな試みとして第5回は無観客・無料配信で行うことを決めました。 無料とは当たり前ですが、イベント収入が全くありません。無料配信できた要因は、様々な企業や組織に協賛いただいたからです。大変感謝しております。開催当日
コロナ禍ということで下記について留意しながら進めました。 ・運営に関わるスタッフは最小限にする ・マスクをしながら運営する ・アーティスト同士の接触がないように、出演時間をバラバラにする ・楽屋使用後は、アルコールで清掃する などなど。。。 それでは出演順にアーティストを紹介していきます。天野なつ
九州発アイドルグループ「LinQ」の元リーダーであり、LinQ時代の2016年のRGPに出演して以来、今回はソロで出演です。
松澤由美
アニソン界を牽引する歌姫の一人で、RGPは2019年に続き2年連続の出演です。松澤さんは乳がんの体験者でもあります。
純情のアフィリア
全国展開中のカフェ&レストラン「アフィリアグループ」を代表するメンバーから構成された学院型ガールズ・ボーカルユニット。オンコロが共催した、日本臨床試験学会 第11回学術集会総会 主催 Remember Girl’s Power !! Spin Out Programトーク&ライブ「統計的確率、奇跡なんて起こらない」ってホントなのか?」がきっかけとなり、今回の出演です。
夢みるアドレセンス
2012年に人気ティーンファッション誌モデルを中心に、結成されたアイドルグループ。第1回RGPから5年連続の出演です。
木山裕策
2008に「home」でメジャーデビューし、『第59回NHK紅白歌合戦』に出場したソロシンガーで、RGPは2019年に続き2年連続の出演です。木山さんはAYA世代である35歳で甲状腺がんに罹患した体験者でもあります。
SUPER☆GiRLS
「avexアイドルオーディション2010」にて、全国7000名の応募から選ばれた12名で結成されたアイドルグループ。RGPは2019年に続き2年連続の出演です。今回はクイズ形式でがんのことを学びました。
notall
「世界のみんなと一緒に育てる、次世代型ソーシャルアイドル」がコンセプトのアイドルグループ。グリーンルーペ・プロジェクト主催「今だから考える「がん」のこと on the web 〜What We Can Do Now for the FUTURE !!〜」のオンラインプログラムでがん、AYA世代、臨床試験のことを学んだことがきっかけとなり、今回の出演です。
瀬川あやか
午前中は都内の病院で看護師として勤務し、午後はアーティストとして活動をする“二刀流”女性シンガーソングライター。RGPは2017年以来3年ぶりの出演です。
麻美ゆま
セクシータレントとして活躍後、現在はタレント、シンガーとして活動、RGPは4回目の出演です。麻美さんは卵巣境界悪性腫瘍の体験者です。
ライブの感想
Twitterに投稿されたいた感想の一部をピックアップしました!うちは祖父と従兄弟が胃がんで他界。
— みおたす (@miotasu_oyui) September 6, 2020
治ったけど母が乳がん、弟が胃がんだった。
なのでオイラにとって癌は他人事ではない。#オンコロ #オンコロライブ
#瀬川あやか#オンコロ
— やちぶき (@hokugennoakina) September 6, 2020
真っ白なジグソーパズル
アップテンポじゃ無いアコースティックのしっとりバージョンが滲みた〜☺️
トークも先生方と盛り上がってたね〜?⚕️流石!現役看護師?
医療系の歌待ってまーす?
きょうご出演のアーティスト・アイドルのみなさん
— やす(おっさんノフ)やっぱりはぁか神notall箱推しノタリスト (@mcz_pgpush) September 6, 2020
オンコロ関係者のみなさん
そしてMCのさとはるさん
15時からの長時間おつかれさまでした
よいライブを観させていただきました
がんのこと勉強になりました
ありがとうございました☺#オンコロライブ pic.twitter.com/MzwCNCuLL8
オンコロさんの夢アドに対しての気持ちは凄いかっこいいし、感謝しかないです?♂️ありがとうございます?
— なる(おペンになりたかった人) (@BqyGSgx4OZ27D9G) September 6, 2020
仕事で少ししか観えなかったですがライブ楽しかったし、いろいろ考えさせていただきました。
6年連続願ってますし、来年は現場に行ける世の中になっているの願ってます?#オンコロライブ#夢アド
開催を終えて
半年ほどかけて準備したイベントもあっという間に終了しました。 コロナ禍で初めてオンライン配信を実施し、予想以上に多くの方に見ていただく事ができました。もちろん反省点はありますが、いろいろな方のご協力があり寄付を出すことができます。 今年の寄付先は「一般社団法人AYAがんの医療と支援のあり方研究会(AYA研)」です。
