日本では肺がんで亡くなれる方の死亡率は最も高く、毎年8万人ですが(柳澤昭浩氏サイト参照:https://oncolo.jp/blog/lung-cancer-awareness-month)、アメリカでも同様で肺がん死亡者の方々は昨年、約15万人超えと見積もられてがんの死亡率トップを占めます。

私の右腿はサルコーマという希少がんにかかり、昨年夏手術を受けました。手術後入院した病室で同室だったのが、肺がん患者で、苦しそうに咳き込む姿が忘れられません。彼女は相当苦しいためか、ナースコール・ボタンを押すのですが、2、3回は彼女を慮って見に来ててくれるものの、あまり押す回数が多いためか、次第に無視されている雰囲気でした。

主治医からサルコーマにかかった患者が、次に転移するのは肺といわれました。同室の彼女になんとかしてあげたいんですが、足を手術した私はなかなか動けませんでしたし、健康体だと信じ切っていた自分がこうなるとはという虚無感と悲しさで一杯でした。

私の母親がすい臓がんで亡くなる前や亡くなった時の日本の看護師の方々の痒い所に手が届くような患者への扱いに比べ、雑だなという感は否めませんでした。個人主義の国だし、相当な金銭を払わない限り、仕方がないのかしたとちょっとは思いました。でもわがままは言わず、相手のことを思って労いの言葉をかけたりすると、ちゃんと応えて下さるので、人の想いは世界共通なんでしょう。

 何はともあれ、現在もCTを含む色々な検査を受けております。幸いなことに、肺に昔のノードはあるものの肺がんではないとスタンフォードで・メディカル・ヘルスで病理学者に言われましたので、ちょっと一安心です。

この11月は世界でLung Cancer Awareness Monthという肺がん啓発月間でした。アメリカではツイッターやフェイスブックといったSNSでLung Cancer Awareness Month を省略したLCAMの活動が語られました。

LCAMはhttps://lcam.orgというサイトを立ち上げ、肺がん患者の料理や、清掃、車の運転など日常生活を助けるボランティアを募集したり、最新のイミュノセラピー(免疫療法)の研究情報を流したり、最新の臨床治療を受けた肺がんのサバイバーの記事を流したり、活発に情報提供していました。時は11月から12月へ。クリスマスからお正月へと流れて行きますが、死亡者最多の肺がん患者の方々のことは心に留めたまま、一緒に過ごしたいものです。

統計的に喫煙者が世界で減少傾向にあるとしても、増加している地域世界的に多いです。素人考えですが、大気が汚れたり、化学物質の体内への摂取が多いのかしらと。そんなことを考えさせられたのが、カリフォルニア北部で起こった過去最大規模な山火事、キャンプ・ファイアーでした。

11月の数週間だけでしたが、この山火事でシリコンバレーのあるベイエリアでは世界で一番空気の悪い場所となりました。1日外に出ているとタバコを11本吸うほどだとか、アメリカのメディアで報じられました。環境改善への取り組みを含めた大きな視野もがんの撲滅に必要という自然からの貴重な示唆なのかもしれません。

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