コラム
オンコロの可知です。7月6日、イーピーエス株式会社という臨床試験業務を受託している企業とオンコロ運営会社の1つの株式会社クロエが戦略的協力関係を構築するプレスリリースを掲示しましたが、オンコロジー領域が主な協力関係の1つです。私も先方とのブレスト時から参加させて頂きました。
この分野での協力内容等の戦略的なことは考えている最中ですが、患者にとってよりスムーズな臨床試験紹介の場を構築していきたいと思っております。
EPSとクロエが被験者リクルートメントで戦略的協力関係を構築 被験者募集を加速化
さて、先週は2つのセミナーに出席しました。
1つ目は日本肺癌学会主催の肺がん医療向上委員会、テーマは『高額化する医療』。国立がん研究センター中央病院の後藤悌先生が公演され、コストについて言及しづらい医師の立場から様々な発言をされました。
具体的な内容は記事を読んで頂ければと思いますが、「消費税を20%」にすれば全て解決するということは記事には書いていません。昨日、選挙番組を見ていたときに誰かが「1%消費税を上げると年間約2.5兆円確保できる」と話しており、後藤先生の言葉を思い出しました。
個人的には消費税の引き上げは賛成で最終的にはやらないといけないことだろうと思っています。
記事:
オプジーボなど薬価高騰!!医師は医療費のことを考えるべき? 肺がん医療向上委員会
2つ目は厚生労働省委託事業『ヒト幹細胞情報化推進事業』SKIP主催のセミナー。
テーマはTailwinds of pharmaceutical Innovation(製薬産業イノベーションの追い風)。Mckinsey(マッキンゼー)ディレクターの Dr.Peter Pfeiffer。講演内容のうち、「新たなプレイヤーによる混乱(Google、Appleなど)」に興味があり参加しました。
Googleは近いうちに10位以内のヘルスケアカンパニーになると予想され、サムスンなんかもジェネリックメーカー狙っているとのこと。マッキンゼーという事もあり、マネーゲーム色が強かったのですが興味深い話でした。
余談ですが、オンコロ運営会社クリニカル・トライアルはIT企業の端くれですので、運営会社 代表取締役の滝澤は自分の先見性が間違っていないと大興奮でした(笑)