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【オンコロメルマガ】患者さんと医師をつなぐお手伝い [vol.144]

[公開日] 2020.01.15[最終更新日] 2020.01.15

皆さんこんにちは、「オンコロ」の渡辺です。

年を越して更に寒くなり、我が家ではホットカーペットを引っ張り出してきました!

寒い日が続きますので、皆さん風邪などひかぬようご自愛ください。

本日はオンコロで開発した「3H P-Guardian(スリーエイチ ピーガーディアン)」というアプリについて、触れたいと思います。

前回のメルマガコラムで可知が “オンコロの情報メディアからの脱却”ということで触れていたうちの一つ、がん領域のヘルステック分野への進出について、でお話しをしたアプリです。

「3H P-Guardian」は、患者さんや臨床試験の参加者(被験者)の方が、治療や服薬後の症状について定期的に記録を残すのをお手伝いするアプリです。

この記録は個人の医療情報として蓄積され、治療や臨床試験の目的で、 「3H P-Guardian」を紹介した医療機関(医療従事者、研究者など)が症状や、有害事象(副作用)の発現兆候などをチェックすることができます。

イメージとしては、中には使用している方もいらっしゃると思いますが、治療日誌(服薬日誌)等のアプリ版になります。

定期的に症状の出現の有無を確認する質問票が出てくるので、患者さんはそれに回答をします。

有害事象が出た際には、その症状の内容、重症度を医療機関でも遠隔でチェックができる、というものです。

患者さんのインタビューなどでお話を伺うと「先生がお忙しそうで、なかなか細かい報告や相談ができない」といった意見を耳にすることがあります。

逆に先生からは「患者さんが遠慮や我慢をし、早期に副作用に気づけないことがある」というお話を伺ったこともあります。

「3H P-Guardian」は随時、遠隔で、医師が患者さんの状況(症状)を確認できるため、上記のような患者さんと先生のコミュニケーションを補う手段としても、とても役に立つのではないかと感じています。

がん治療に伴う症状について患者が報告することを略語でPRO(Patient-Reported Outcomes)と言いますが、PROに関しては米国が何歩も進んでいます。

これについてはオンコロでも可知が紹介をしておりますので、ぜひご覧ください!

https://oncolo.jp/news/20200108k01

今後も継続的に、「3H P-Guardian」については情報発信をして参ります。

ぜひご興味のある方は、「オンコロ」を覗いてみてください。

渡辺 安李
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