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【2026年最新版】多様化するリンパ腫治療〜新薬とCAR-T細胞療法で“治る”を目指す時代へ〜

[公開日] 2026.08.03[最終更新日] 2026.07.24

動画タイトル:【 #リンパ腫 】2026年度版!リンパ腫の治療はどう変化している? 講師:伊豆津 宏二先生(国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科) ライブ配信:2026年3月27日/編集動画公開:2026年3月27日
※この記事はセミナー動画「【 #リンパ腫 】2026年度版!リンパ腫の治療はどう変化している?」をもとに作成されています。治療法やその開発段階については、セミナー実施時点のものであることにご留意ください。

概要

「血液のがん」の一つである悪性リンパ腫は、白血球の一種であるリンパ球ががん化する病気です。首や脇の下のリンパ節が腫れるイメージが強いですが、全身のあらゆる臓器に発生する可能性があります。罹患数は年間約3万6,000例、死亡数は約1万4,000人といわれています。近年、高齢化などの影響もあり、罹患数は増加傾向にあります。 リンパ腫は単一の病気ではなく、進行スピードや細胞のタイプによって非常に細かく分類されます。その中でも日本で最も多いのが、月単位で急速に進行する「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)」であり、全体の約3分の1を占めています。

初回治療の進化:ADC(抗体薬物複合体)の登場

DLBCLの初回治療は、治癒(完全寛解)を目標に行われます。長らく「R-CHOP療法」という抗がん剤と分子標的薬の組み合わせが、約20年にわたり標準治療として使われてきました。しかし現在では、がん細胞をピンポイントで狙い撃つ抗体に抗がん剤をくっつけた「抗体薬物複合体(ADC)」を利用した「Pola-R-CHP療法(ポラツズマブ ベドチン併用)」が新たな選択肢として加わっています。これにより、無増悪生存の割合が高まり、初回治療からさらに高い治療効果が期待できるようになりました。

再発・難治性リンパ腫に革命をもたらす最新治療

万が一、初回の治療で効果が不十分だったり再発してしまったりした場合でも、新たな希望となる治療法が登場しています。 CAR-T(カーティー)療法:患者さん自身の血液から免疫細胞(T細胞)を取り出し、がん細胞を強力に攻撃できるよう「遺伝子改変」を行ってから体内に戻す治療です。従来は1年以上の生存が難しかった患者さんでも、長期的な生存が期待できるようになりました。 二重特異性抗体:がん細胞と、患者さん自身のT細胞の「両方」に結合する特殊な薬です。T細胞をがん細胞のすぐ近くに引き寄せて攻撃させるというCAR-T療法に似た効果を、細胞を体外で加工する時間をかけずに実現したもので、新たな切り札として使われるようになっています。

安心して治療を続けるために

薬物療法の効果が高まった一方で、白血球(好中球)の減少に伴う「感染症」には十分な注意が必要です。通院での治療中に38度以上の熱が出た場合の対応(あらかじめ処方された抗菌薬を飲む、すぐに病院に連絡するなど)について、事前に主治医としっかりルールを決めておくことが推奨されています。 リンパ腫は病気のタイプによって治療法や経過が大きく異なります。本記事は動画の要点をまとめたものです。動画内では、伊豆津先生によるリンパ腫の詳しい分類やPET-CTを用いた画像診断の解説、新薬の臨床データ、CAR-T療法の副作用(サイトカイン放出症候群など)への対策がより深く丁寧に語られています。ご自身やご家族の病気への理解を深め、納得のいく治療を選ぶために、ぜひ動画本編をご視聴ください。
動画 悪性リンパ腫

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