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【2026年最新版】血尿のサインを見逃さないで!膀胱がんの基礎と、全摘を回避・先延ばしにする最新薬物療法

[公開日] 2026.08.04[最終更新日] 2026.07.29

動画タイトル:【 #膀胱がん 】いまどんな治療があるのか?外科治療と薬物療法の基礎 講師:菊地 栄次先生(聖マリアンナ医科大学 腎泌尿器外科) 動画公開:2026年2月27日(金)
※この記事はセミナー動画「【 #膀胱がん 】いまどんな治療があるのか?外科治療と薬物療法の基礎 」をもとに作成されています。治療法やその開発段階については、セミナー実施時点のものであることにご留意ください。

概要

膀胱がんは男性に多く、患者さんの9割以上を60歳以上が占めるがんです。最大の危険因子はタバコ(喫煙)であり、最も多く見られる初期症状は「血尿」です。痛みがない血尿や、健診で指摘された「顕微鏡的血尿」であっても放置せず、早めに泌尿器科を受診することが早期発見の鍵となります。 膀胱がんは、がんの深さや広がりに応じて大きく「筋層非浸潤性」「筋層浸潤性」「転移性」の3つのタイプに分けられ、それぞれ治療法が異なります。

膀胱を残すための新たな治療選択肢(筋層非浸潤性)

膀胱がんの約70%を占める「筋層非浸潤性(筋肉の層まで達していない浅いがん)」は、内視鏡手術で切除した後も再発を繰り返しやすい特徴があります。そのため、再発予防として膀胱内にBCG(弱毒化した結核菌)を注入する治療が標準的に行われます。 このBCG膀胱内注入療法が効かない(アンレスポンシブ)場合、ガイドラインでは「膀胱の全摘出」が推奨されますが、患者さんの約9割は全摘出を希望しないというアンケート結果もあります。そうした中、膀胱全摘を回避・先延ばしできる可能性のある新薬として、3ヶ月に1回の投与で済む「遺伝子治療薬(ナドファラゲン フィラデノベク)」や、膀胱内で抗がん剤を持続的に放出するデバイス「TAR-200」の日本での登場が強く期待されています。

免疫薬と抗体薬物複合体(ADC)の台頭(筋層浸潤性・転移性)

がんが筋肉の層まで深く入り込んだ「筋層浸潤性」の基本治療は「膀胱全摘出」ですが、それだけでは十分な治療成績が得られません。 そこで、手術の前後に抗がん剤治療を行うほか、近年では自身の免疫力を回復させてがんを攻撃する「免疫チェックポイント阻害薬(ニボルマブなど)」を手術の前後に追加する治療が推奨されるようになりました。さらに、がんが他の臓器に広がった「転移性」の治療は、ここ数年で驚異的なスピードで進化しています。 これまで標準だった抗がん剤治療に加え、がん細胞をピンポイントで狙い撃つ「抗体薬物複合体(ADC:エンフォルツマブ ベドチン)」と免疫薬を最初に組み合わせて使う治療や、FGFRという特定の遺伝子変異がある患者さんへの「分子標的薬(エルダフィチニブ)」の登場により、患者さんごとの状態に合わせた個別化医療が可能になっています。 本記事は動画の要点をまとめたものです。動画内では、膀胱全摘出後の「尿路変更(ストーマなど)」を伴う生活の実態や、それぞれの治療薬の詳しい副作用(免疫関連有害事象や末梢神経障害など)についても丁寧に解説されています。ご自身やご家族のこれからの治療方針を考えるヒントとして、ぜひ動画本編をご視聴ください。
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