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【2026年最新版】がん治療におけるQOL(生活の質)の重要性〜「どう生きるか」を支えるチーム医療〜

[公開日] 2026.08.07[最終更新日] 2026.07.29

動画タイトル:動画タイトル:【がん治療】QOL(生活の質)を考える 講師:逢阪 美里先生(聖路加国際病院 がん看護専門看護師) ライブ配信:2025年12月26日(金)/編集動画公開:2026年1月29日
※この記事はセミナー動画「動画タイトル:【がん治療】QOL(生活の質)を考える」をもとに作成されています。治療法やその開発段階については、セミナー実施時点のものであることにご留意ください。

概要

がん医療の進歩により、かつての「いかに長く生きるか」を第一とする治療から、「治療中にどう生きるか」というQOL(生活の質)が非常に重視される時代へと変化しています。QOLとは、単に病気がない状態を指すのではなく、患者さんお一人おひとりが「その人らしく、満足して生活できているか」を意味し、身体、心、社会との繋がりなど多様な要素から成り立っています。

身体・心・社会を総合的に支えるケア

がん治療中のQOLを維持・向上させるため、現在の医療現場では多角的な支援が行われています。

身体のケア

痛みやだるさ(倦怠感)は我慢せず、適切な薬や運動を取り入れてコントロールすることが推奨されています。食欲低下に対しては「食べる喜び」を保つ工夫を管理栄養士と共に考え、脱毛や爪の変色といった外見の変化には、メイクやネイルを通じた「アピアランスケア」を行うことで、社会へ出る自信や勇気を取り戻す支援がされています。

心のケア

病気への不安や気分の落ち込み、あるいは「なぜ自分が病気になったのか」といった人生の意義に対する問い(スピリチュアルな悩み)に対し、看護師や心理士がしっかりと耳を傾け、感情を受け止める体制が整えられています。

社会生活のケア

家族への病気の伝え方や、仕事と治療の両立といった悩みに対応するため、専門家(医療ソーシャルワーカーなど)を交えた就労相談や、子育て世代向けの相談会が開催されています。また、同じ体験を持つ患者同士が交流する「ピアサポート」も、大きな心の支えとなります。

治療効果と生活のバランスを選ぶ

強い治療を行えば生存期間が延びる可能性がある一方で、重い副作用によってQOLが著しく低下するという「トレードオフ」に直面することがあります。このような時こそ、医療者からの提案を受け入れるだけでなく、患者さん自身が「今の生活で何を一番大切にしたいか」を伝え、医師や看護師などと共に納得のいく治療方針を決める(共有意思決定)ことが不可欠です。

QOLの「見える化」とePROの活用

患者さんの日々の辛さを医療者が正確に把握するため、近年は「ePRO(電子患者報告アウトカム)」の導入が進んでいます。これは患者さん自身がスマートフォンなどで体調や症状を入力し、離れた場所にいる医療チームと共有する仕組みです。リアルタイムで症状を把握して早めに対処できるため、QOLの改善や入院期間の短縮に繋がり、QOLを高く保つことが結果的に生存期間の延長に寄与することも分かってきています。 本記事は動画の要点をまとめたものです。動画内では、聖路加国際病院での実践的な取り組み(情報収集やリラックスができる図書室「るかナビ」の紹介など)や、患者さんの実際の声に基づく看護師ならではの温かい視点が豊富に語られています。ご自身やご家族が「自分らしく」治療と向き合うためのヒントとして、ぜひ動画本編をご視聴ください。
動画 QOL

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