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【調査結果公開】肝臓がん患者さんとご家族対象 治療に関するアンケート

[公開日] 2020.03.25[最終更新日] 2020.03.25

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この調査は2019年11月19日~12月19日の期間で、20歳以上の肝臓がんと診断されたことのある方とそのご家族を対象に、がん情報サイト「オンコロ」上で募集をし、実施したものです。

今回、合計177名の患者さんとご家族にご協力をいただきました。誠にありがとうございました。

アンケート結果をまとめましたので、以下、公開をさせていただきます。

このアンケートに関して

バイエル薬品株式会社とがん情報サイト「オンコロ」は、肝臓がん患者さんとご家族を対象とした、治療に関する意識調査を実施しました。

治療をする上でのお考え、大事にしている点は患者さんお一人おひとりで異なるかと思います。

今回の意識調査では治療をする上での目標、その目標を達成するために薬物治療に求めること、治療目標を達成するために求めること等を伺い、177名の肝臓がん患者さんとご家族の方の回答を得ました。

その結果、以下の点が明らかになりました。

アンケート概要

【調査目的】 下記の点の実態を把握し、今後の肝臓がん患者さんへの治療に関する情報提供方法の検討に役立てる ・治療を受けるうえで大事にしていること ・主治医とのコミュニケーションやがんとの向き合い方に対するお考え

【調査対象者】 20歳以上の、肝臓がんと診断されたことのある方と、ご家族 ※胆道がん(胆管がん・胆のうがん)の方は対象外 有効回答数:177名(患者本人97名、ご家族77名、ご本人もご家族も診断がある方3名)

【募集方法】 がん情報サイト「オンコロ」にて募集

【調査方法】 インターネットによるアンケート調査

アンケート結果概要

以下「自身が肝臓がんと診断されている」方と「自身と家族共に肝臓がんと診断されている」方、計100名の集計結果を掲載しております。

治療目標に関して

治療目標として挙げられるものとして「非常にあてはまる」、「多少あてはまる」の割合が高かったものは「身の回りのこと(着替え・トイレ等)で家族に迷惑をかけない」、「活力があって元気でいる」、「趣味を続ける」、「パートナー(家族・友人・ペット)と一緒に過ごす」であった。

治療目標を達成するために、治療に求めるもの

治療に求めるものの1位として最も高かった項目は、「より長く生きられる」であった。1~3位を総合すると「体力が落ちたりと日常生活に影響が出たりする副作用が起きにくい」が最も高い結果となった。

治療に求めるものの問いで「生命に関わる副作用が起きない」という選択肢がある中で、「体力が落ちたり日常生活に影響が出たりする副作用が起きにくい」の方が割合が高かった。患者はただ長く生きるというだけではなく日常生活に支障なく過ごせる状態でより長く生きることを望んでいると考えられる。

治療に求めるものとして1位の回答率、1~3位を総合した回答率が最も低かった項目は、「がんが(一時的にでも)小さくなる」であった。患者は患者は腫瘍を小さくする治療よりも、より長く生きることや副作用が起きにくい治療を求めていることが示唆された。

治療目標達成のために求めていること

治療目標達成のために「医師に求めるもの」、「周囲の方に求めるもの」、「自身で行いたいと思うもの」を調査した。「とてもそう思う」、「多少そう思う」の割合は全体的に7~9割を占め、目標を達成するために患者が求めることは多岐にわたることがわかった。

特に医師に対して求めることとしては、ネガティブなことも含め情報を共有し、すべての治療選択肢を説明することであった。

本アンケート監修:古瀬 純司 先生のコメント

■詳細な調査レポートの内容は"こちら"
 ※P D Fファイルとなります。

■本調査の募集ページについて 
 【募集終了】肝臓がん患者さんとご家族対象 治療に関するアンケート調査にご協力ください

MAC-UN-ONC-JP-0003-13-03
リサーチ 肝臓がん TACE

オンコロ責任者 濱崎 晋輔

東邦大学理学部 生物分子科学科 卒業後、製薬メーカー医薬情報担当者(MR)として約9年間勤務。がん情報サイト「オンコロ」の立ち上げメンバー。製薬業界で培った知識を生かし業界関連記事を担当。また「患者の声を医療業界へ」をテーマにリサーチ関連を担当。

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