*1遺伝子パネル検査についての詳細は以下のリンクをご参照ください
https://for-patients.c-cat.ncc.go.jp/knowledge/cancer_genomic_medicine/panel_test.html
(国立がん研究センター がんゲノム情報管理センターHP 「がんゲノム医療とがん遺伝子パネル検査」より)
*2MSI-High:がん組織のDNAのマイクロサテライト(短い配列の繰り返し)に、複製ミスの蓄積による異常が多発している状態。
MSI-highの多くのがん患者さんでは、特定の免疫チェックポイント阻害剤の治療効果が高いことがわかっています。
そのため、MSI-highの診断は、免疫チェックポイント阻害剤の適応を判定する補助として利用されます。
国立がん研究センター東病院の先端医療科では、標準的な治療で効果が得られなくなった患者さんを主な対象に、第1相試験を中心とした治験を実施しています。国立がん研究センター東病院では年間150試験程度の第1相試験を実施しています。
このような治験の情報は、すべての病院に情報提供を行うことが難しいこともあり、治験の情報を必要としている方まで情報が届かないことがあります。
治験に参加するためには様々な条件があるため、参加ができない場合も多くあります。また、参加ができたとしても期待する効果が得られないこともあります。それでも、治療法を懸命に探している方にとっては、治療につながる大切な情報であると考えます。
そこで、がん情報サイト「オンコロ」では、国立がん研究センター東病院と連携を行い、治療法を探している方へ、新たな治療の選択肢となりえる治験の情報を届けるサポートを行っていきます。
第1相試験を中心に、がんの種類を問わない試験を多数紹介しております。
このような第1相試験に参加される場合は、原則的に入院で治験を開始し、その後外来へ移行します。