HBM~人間の人間による人間のための治療~
がんと診断され、不安な気持ちで治療に臨む患者さんも少なくないでしょう。がんを治すために抗がん剤を、抗がん剤治療ができるように治療を…といつの間にか治療の本質が「自分らしく生きること」から「治療のための治療」になってしまっている患者さんもいらっしゃいます。これまでに先生が出会った患者さんとのエピソードを紹介し、「自分らしく生きる」とは、「一人ひとりの、その人なりの幸せ」を大事にした選択を考えるきっかけを与えてくれる1冊です。
先日のONCOLO Meets Cancer Experts(OMCE)(第82回「乳がん」)の会でご登壇いただいた、がん研有明病院 高野利実先生の著書がこの度増刷されました。
「『医療は人間の幸せのためにある』というのが、医療の原点であり、それは、病状がどうであろうと、抗がん剤を使っていようといまいと、けっして揺らぐことはありません」
「どんな状況でも、患者さんにとって最善の医療を行うのが、腫瘍内科医の仕事です」 そんな先生のモットーがこの本には詰まっています。
がんとともに、自分らしく生きる~希望をもって、がんと向き合う「HBMのすすめ」~
高野利実先生 所属:がん研有明病院 院長補佐・乳腺内科部長 専門:腫瘍内科(乳癌を中心とする固形がんの薬物療法) プロフィール: 1998年3月東京大学医学部卒業、腫瘍内科医を志し、東京大学医学部附属病院内科および放射線科で研修。2005年東京共済病院にて「腫瘍内科」を開設、2010年虎ノ門病院臨床腫瘍科部長として衆院後3つ目の「腫瘍内科」を立ち上げた。2020年にがん研有明病院へ赴任するまでの10年間は様々ながんの薬物療法と緩和ケアを行い、幅広く臨床研究に取り組むとともに、若手腫瘍内科医の育成に貢献した。2021年よりがん研有明病院院長補佐を務めている。
西日本がん研究機構(WJOG)乳腺委員長も務め、乳がんに関する全国規模の臨床試験や医主導治験に取り組んでいる。
ひとこと:「人間性に基づく医療(HBM)」をモットーに、患者さん一人ひとりの「幸せ」を支える医療を目指しています。
きずな出版 2016年4月1日発行
プレゼント概要
※こちらのキャンペーンは終了いたしました。ご応募ありがとうございました。高野利実先生より「オンコロ」読者のみなさまに、先生ご執筆の書籍をご提供いただきました。ふるってご応募ください。
賞品名 書籍「がんとともに、自分らしく生きる~希望をもって、がんと向き合う「HBM」のすすめ~」 当選数 5名様 締め切り 2022年12月20日(火) 賞品提供 高野 利実先生(がん研有明病院 院長補佐・乳腺内科部長)