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タシグナ(ニロチニブ)

[公開日] 2017.08.16[最終更新日] 2017.08.16

本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。

概要

一般名 ニロチニブ
商品名 タシグナ
治験薬コード
一般名英語表記 Nilotinib
商品名英語表記 Tasigna
種類 分子標的薬 チロシンキナーゼ阻害薬
種類 Bcr-Abl
投与経路 内服
適応がん種 慢性骨髄性白血病

特徴

タシグナは慢性骨髄性白血病(CML)の発症・増悪の主な原因であるBcr-Ablチロシンキナーゼに対する高い選択性と強い阻害活性を併せもつ、チロシンキナーゼ阻害薬と呼ばれる薬剤です。慢性期又は移行期の慢性骨髄性白血病の治療に用いられます。 Bcr-Ablチロシンキナーゼを阻害する類似薬として、イマチニブ(グリベック)、ダサチニブ(スプリセル)、ボスチニブ(ボシュリフ)があります。これらの有効率は非常に高く、慢性骨髄性白血病の5年生存率は90%以上に達しました。副作用は吐き気や骨髄抑制のほか、発疹や肝障害などが代表的です。

効能・効果

慢性期又は移行期の慢性骨髄性白血病

用法及び用量

通常、成人にはニロチニブとして1回400mgを食事の1時間以上前又は食後2時間以降に1日2回、12時間毎を目安に経口投与する。ただし、初発の慢性期の慢性骨髄性白血病の場合には、1回投与量は300mgとする。なお、患者の状態により適宜減量する

重大な副作用

汎血球減少、好中球減少、白血球減少、血小板減少、貧血、QT間隔延長、心筋梗塞、狭心症、心不全、末梢動脈閉塞性疾患、脳梗塞、一過性脳虚血発作、高血糖、心膜炎、頭蓋内出血、消化管出血、後腹膜出血、肺炎、敗血症、肝炎、肝機能障害、黄疸、膵炎、胸水、肺水腫、心嚢液貯留、うっ血性心不全、心タンポナーデ、間質性肺疾患、脳浮腫、消化管穿孔、腫瘍崩壊症候群

参考リンク

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291021M1
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