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イミフィンジ(デュルバルマブ)

[公開日] 2019.07.11[最終更新日] 2019.07.11

本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。

概要

一般名 デュルバルマブ
商品名 イミフィンジ
治験薬コード Durvalumab
一般名英語表記 Imfinzi
商品名英語表記
種類 免疫チェックポイント阻害薬
種類 抗PD-L1抗体
投与経路 注射
適応がん種 切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法、進展型小細胞肺癌

特徴

イミフィンジはヒトPD-L1に結合するヒトモノクローナル抗体であり、PD-L1に結合しPD-L1とその受容体であるPD-1およびCD80の相互作用を阻害することで、腫瘍の免疫逃避機構を抑制し抗腫瘍免疫反応を誘発します。 イミフィンジは切除不能なステージ3NSCLCの治療薬として米国、EUおよび日本を含む45カ国以上において第3相PACIFIC試験に基づき承認されています。 広範な開発プログラムの一環として、イミフィンジは、NSCLC、小細胞肺がん、膀胱がん、頭頸部がん、肝臓がん、子宮頸がん、胆道がんならびにその他の固形がんの治療として、単剤療法ならびに、抗CTLA-4モノクローナル抗体であるトレメリムマブおよび新規薬剤との併用療法においても検討されています。

効能・効果

切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法 進展型小細胞肺癌

用法及び用量

〈切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法〉 通常、成人にはデュルバルマブ(遺伝子組換え)として、1回10mg/kg(体重)を2週間間隔で60分間以上かけて点滴静注する。ただし、投与期間は12カ月間までとする。 〈進展型小細胞肺癌〉 白金系抗悪性腫瘍剤及びエトポシドとの併用において、通常、成人にはデュルバルマブ(遺伝子組換え)として、1回1500mgを3週間間隔で4回、60分間以上かけて点滴静注する。その後、デュルバルマブ(遺伝子組換え)として、1回1500mgを4週間間隔で60分間以上かけて点滴静注する。ただし、体重30kg以下の場合の1回投与量は20mg/kg(体重)とする。

重大な副作用

間質性肺疾患(放射線性肺臓炎を含む)、大腸炎、重度の下痢、甲状腺機能障害、副腎機能障害、下垂体機能障害、1型糖尿病、肝機能障害、腎障害、筋炎、横紋筋融解症、Infusion reaction

参考リンク

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291443A2020
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