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肺がん患者さんに絶対に知っておいて欲しい7つのこと
1.肺がんとは 先生、肺がんってなに?僕の友人の人間が肺がんと診断されて、彼のために何かできないか?ってインターネットで「肺がん」について調べていたんだけど、情報があり過ぎて素人の僕には何が正しい情報なのか判断できないんだ。 ... -
肺がんの種類と分類|4つのタイプとその特徴
組織別に治療法が異なる肺がん 肺がんは、がん細胞の形や状態から、大きく「非小細胞肺がん」と「小細胞肺がん」に分けられ、非小細胞肺がんは「扁平上皮がん」と「非扁平上皮がん」に、非扁平上皮がんは「腺がん」と「大細胞がん」にわけられます。これを... -
【治験広告】膀胱がんの方へ 免疫チェックポイント阻害剤の治験 BCG療法を受けた方が対象です
本ページは、MSD株式会社からの委託による治験広告となります。 また、治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載いたします。 はじめに この治験は、BCG療法を行ったものの腫瘍が残っている、またはBCG療法後に再発し... -
肺がんのゲノム(遺伝子)医療|遺伝子のタイプ別の治療法
プレシジョン・メディシン;遺伝子異常に合わせた薬物治療 2000年ごろまで、肺がんの薬物療法は、小細胞肺がんと非小細胞肺がんの大きく2つに分けられているだけした。肺がんの約90%を占める非小細胞肺がんの患者さんに薬物療法か必要になったとき... -
【治験広告】非小細胞肺がん患者さんへ 化学放射線療法後の治験のご案内
本ページは、アストラゼネカ株式会社からの委託による治験広告となります。また、治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載いたします。 はじめに 治験参加にはメリット、デメリットがございますので、十分に先生とご相談していただき... -
【治験広告】悪性黒色腫の方を対象としたT-hIL12を用いたウイルス療法の治験のご案内
本ページは、信州大学からの委託による治験お問い合わせページです。 また、治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載いたします。 本治験の概要 本医師主導治験は切除不能又は転移がある悪性黒色腫の患者を対象とします。 ... -
肺がんのステージ(病期)|TMN分類とは
がんの進行の程度を示すステージ ステージ(病期)は、がんの進行の程度を示す言葉で、肺がんでは、がんの大きさ、広がり、リンパ節やほかの臓器への転移の有無によって決められます。肺がんの治療方針は、組織型と病期でほぼ決まるため、病期の決定は重要... -
小細胞肺がんとは(疾患情報)
肺の構造と働き 肺は、肋骨に囲まれ胸膜に包まれた臓器で、空気の通り道である気管の左右にあります。気管の右側にある肺は上葉、中葉、下葉の3つの区画に分かれておりそれぞれ気管に続く気管支が広がっています。左側の肺は上葉と下葉に分かれており、右... -
白血病の再発・転移について
急性白血病の再発について 具体的な話の前に、総論的な説明をします。急性白血病では完全寛解後も微小残存病変(MRD)が存在していて、それが再び増殖してくることを再発と呼びます。寛解導入療法中や、終了後にも再発が起こる場合があります。 ... -
がん代替治療:小林麻央さんと北斗晶を分けたものは何だったのか
いままさにネット上でもニセ医学についての話題が沸騰しているのですが、とりわけ生死を大きく分けるがん治療についてはかなり分析が進んできています。 続きを読む http://dailynewsonline.jp/article/... -
がんの臨床試験(治験)一覧
このページは本サイトにて掲載している臨床試験(治験)情報を1つにまとめたものです。... -
血液がんとは
そもそも血液がんとは 血液がん(造血器腫瘍)は、造血幹細胞が「がん化」したもので、その種類は多岐にわたります。大きく分類すると、「白血病」「悪性リンパ腫」「多発性骨髄腫」に分けられ、それぞれのがん種によってその原因や治療法は異なります。 ... -
小細胞肺がんの治療-進展型の標準治療-
進展型の治療 進展型では、広範囲のがんに効果が期待できる薬物療法が治療の選択肢です。使用される薬剤は腎臓の状態、PSやと年齢によって決められます。 一般に、70歳以下の若年者でPS良好な患者さんでは白金製剤のシスプラチンにトポイソメラー... -
肺がんの化学療法
非小細胞肺がんの化学療法 非小細胞肺がんの薬物療法には、殺細胞性抗がん剤を用いた化学療法と、分子標的薬を用いた分子標的治療があります。がんの再発・転移を防ぐために、手術や放射線療法と組み合わせて、あるいは単独で行われます。 非小細胞... -
【治験広告】去勢抵抗性前立腺がんと診断されたあなたへ 免疫チェックポイント阻害薬の治験
本ページは、MSD株式会社からの委託による治験広告です。 治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載いたします。 お問い合わせはこちらから はじめに 本治験は転移がある去勢抵抗性前立腺がんの方を対象... -
肺がん特有の症状|咳・痰・胸痛・血痰など
肺がんは早期ではほぼ無症状です。肺がんの多くは、咳(せき)、痰(たん)、血痰(けったん)、発熱、呼吸困難、胸痛といった呼吸器症状をきっかけに発見されます。 ただし、これらは肺がんに特有な症状ではないため、他の呼吸器疾患との区別がつかな... -
インフュージョンリアクション
インフュージョン・リアクションとは、急性輸液反応、注入反応、点滴反応などの意味で分子標的治療薬の点滴時にみられる副作用のことです。いわゆる抗がん剤による過敏症とは異なる特有の症状がみられることから、日本語には訳さず英語読みで表記されます。 ... -
肺がんの診断・検査 ‐ 肺がんの疑い〜確定診断まで –
肺がん疑い~肺がん確定診断 肺がんは、胸部X線、喀痰細胞診、胸部CTによる検査に加え、気管支鏡によりがんが疑われる場所から採取した組織や細胞を顕微鏡で観察し、確定診断します。 肺がんの検診 がん検診の目的は、「①がんを早期... -
動画で学ぶ 胃がんのすべて
『動画で学ぶ 胃がんのすべて』は、胃がんと向き合う患者さん、ご家族にむけて、胃がんと科学的根拠のある治療について理解し、納得して、自分らしくがんと向き合うことを支援することを目的として、日本胃癌学会、認定NPO法人 希望の会、がん情報サ... -
アバスチン、サイラムザ、そしてザルトラップ。3つの血管新生阻害剤(VEGF阻害剤)の違いを3つのがん種別にまとめてみた
血管新生阻害剤(抗VEGF阻害剤)とは、血管新生に不可欠な因子である血管内皮増殖因子(VEGF)が血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)に結合することを阻害することで血管内皮細胞の遊走、増殖を抑制し、血管新生を阻害する。 がんは増殖、転... -
肺がんの再発・転移
肺がんが局所再発・遠隔転移した場合 再発とは、目に見えるがんがなくなった後に再びがんが出現することや、がんが縮小、あるいは安定した状態から増大することです。転移とは、がんが最初に発生した肺とは別の臓器に移動し、そこで増えることをいいます。... -
Karnofsky Performance Status(カルノフスキー パフォーマンス ステータス;KPS)
Karnofsky Performance Statusとは(カルノフスキー パフォーマンス ステータスとは)、全身状態をスコア化したものです。 「カルノフスキーの一般全身状態スコア」、「カルノフスキー指数」とも呼ばれ、略語ではKPS... -
【治験広告】頭頸部がんと診断された方へ 免疫活性化薬と免疫チェックポイント阻害薬を併用する治験
本ページは、グラクソ・スミスクライン株式会社からの委託による治験広告です。 また、治験を実施する医療機関の審査・承認を受けたものを掲載しております。 はじめに 本治験は転移のある頭頸部がんの方を対象とした、新た... -
肺がんの治療法
肺がん治療について 肺がんそのものを治療する手術や放射線療法などの局所療法と、全身に広がったがんを治療する薬物療法などの全身療法、これらを組み合わせる集学的治療に大別されます。病期と全身状態から、1人ひとりにベストな治療法が選択されます。... -
アブラキサン(nab-パクリタキセル)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 nab-パクリタキセル 商品名 アブラキサン 治験薬コード 一般名英語表記 Paclitaxel ... -
冷やして予防 -抗がん剤の副作用対策-
京都大学は、手足を冷却することで抗がん薬パクリタキセルの副作用である末梢神経障害(しびれ)を予防できることを確認し、本研究結果は、2017年10月12日に医学誌「Journal of the National Cancer Institut... -
大阪オンコロジーセミナー Meeting the Cancer Experts2021「夜間学校」
オンコロが共催する、がん情報究極のセミナー 認定特定非営利活動法人 西日本がん研究機構(WJOG)、7大学連携個別化がん医療実践者養成プラン、がん情報サイト「オンコロ」(3Hクリニカルトライアル株式会社)、特定非営利活動法人 近畿がん診療... -
小細胞肺がんの種類と分類
小細胞肺がんのステージ(病期) がんの治療を行う際には、まず検査によってがんの種類や進行度を診断し、循環・呼吸・免疫・栄養状態の全身状態を踏まえてどのような治療が適切かを判断します。そのためがんの病期を診断することが治療方針を決定する上で... -
第41回OMCE 乳がん(トリプルネガティブ)セミナーレポート
講演タイトル:『乳がん(トリプルネガティブ)』 演 者:高野 利実 先生(虎の門病院 臨床腫瘍科) 日 時:5月24日(金) 場 所:日本橋ライフサイエンスハブ8F D会議室 今月は、乳がん(トリプルネガティブ乳が... -
母親の子宮頸がんが子どもに移行、がん細胞が混じった羊水から
2021年1月7日、国立がん研究センターは、2名の小児患者の肺がんが母親の子宮頸がんの移行により発症したものであるが明らかになったと発表した。 この研究成果は、国立がん研究センター中央病院小児腫瘍科、同センター研究所ゲノム生物学研究分... -
がん免疫療法の新薬キイトルーダ(ペムブロリズマブ)とオプジーボ(ニボルマブ)の違い
免疫チェックポイント阻害薬全般についての情報はコチラ ニボルマブ(オプジーボ)とペムブロリズマブ(キイトルーダ)について オプジーボとキイトルーダの適応状況 昨今話題の免疫チェックポイント阻害薬。2017年9月28日現在、日本... -
【上顎洞がん体験談】生きる気力を失いかけても前向きに生きたい~ステージ4頭頸部がん、試練の連続~
歯槽膿漏?花粉症? 今から2年ほど前のことでした。左上の歯茎がジュクジュクして痛くなってきたので、近所の歯医者に通院しだしたのが始まりでした。 そこでは歯槽膿漏と歯周病ということで、左上の最も悪い歯を一本抜きブリッジを入れて痛みはそ... -
ハザード比 HR Hazard Ratio ハザードレシオ
ハザード比とは統計学上の用語で、臨床試験などで使用する相対的な危険度を客観的に比較する方法です。英語でHezard Ratio、略してHRとも言います。 ある臨床試験で検討したい新薬Aと比較対象の薬剤Bとを比べたとき、ハザード比が1で... -
オプジーボ、キイトルーダおよびテセントリクなど、5つの免疫チェックポイント阻害薬の違いを6つのがん種別にまとめてみた
免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-1抗体薬/抗PD-L1抗体薬)とは 免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-1抗体薬/抗PD-L1抗体薬)とは、がん細胞を攻撃するT細胞の働きにブレーキをかけている蛋白質であるPD-1とPD-L1の結合を阻... -
中皮腫とは(疾患情報)
中皮腫とは 以前は中皮癌という表現も使われていましたが、現在は悪性中皮腫または単に中皮腫と呼ばれます。 中皮腫は、胸膜、腹膜、心膜、きわめてまれに精巣鞘膜(腹膜鞘状突起の遺残物で、精巣と精巣上体周囲の漿膜)の内面と、その腔内(胸腔内や腹... -
肺がんに対する5種類のALK阻害薬の違いザーコリ、アレセンサ、ジカディア、ローブレナ、ブリガチニブ
ALK阻害薬とは 未分化リンパ腫キナーゼ(略称ALK;以下ALK)融合遺伝子は、非小細胞肺がんの約3~5%に認められ、非小細胞肺がんのなかでも腺がんに特異的にみられる遺伝子である。ALK融合遺伝子はがん細胞の増殖に関わる遺伝子のなかでも特... -
【治験広告】 悪性脳腫瘍の方を対象とした放射性治療薬64Cu-ATSMの医師主導治験のご案内
国立がん研究センター中央病院からの委託による治験広告です。治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載します。 本ページは「悪性脳腫瘍の方を対象とした、放射性治療薬64Cu-ATSMの医師主導治験(STAR-64試験)... -
ECOG PS;Performance Status(イーコグ ピーエス;パフォーマンスステータス)
ECOG PS(Performance Status、パフォーマンス ステータス)とは、ECOG(いーこぐ)という米国の腫瘍学の団体が決めた全身状態の指標であり、患者さんの日常生活の制限の程度を示します。 以下は日本臨床研究グループ(JC... -
HER2(ハーツー)
HER2とは(ハーツーとは)、細胞の増殖に関与するとされるタンパク質のことです。 正常な細胞にもわずかに存在し、細胞の増殖調節能をになっていると考えられていますが、過剰に発現、活性化することで細胞の増殖制御ができなくなりがん化します。... -
【治験広告】切除不能または転移のある腎臓がんの方へ 新たな薬剤の治験のご案内
本ページは、MSD株式会社からの委託による治験広告です。 治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載いたします。 本治験は現在募集を中断しております。ご了承ください。 はじめに 本治験は、切... -
肺がんとは(疾患情報)
肺がんとは 肺がんは、空気の通り道である気管や気管支、ガス交換の場である肺胞の細胞が何らかの原因でがん化したものです。2014年のデータによると国内で約11万人の肺がん患者さんがおり、2016年のデータによると国内で約7万人が肺がんにより... -
免疫チェックポイント阻害薬の効果予測のためのPD-L1検査
PD-L1検査の結果で使う薬が変わる 私たちのからだには、ウイルスや細菌などの異物が入ってきたときに、免疫細胞のT細胞が活性化し、異物を攻撃 、排除して、からだを守る免疫機能が備わっています。一方で、免疫機能が過剰に働... -
生存率を左右する「がん悪液質」を克服するには
がん患者さんは体重が減少していっても、「がんでやせるのは仕方のないこと」と思い込んでいないだろうか。しかし、近年、がんによるやせである「悪液質」に早く対処して急激な体重減少を防げば、がんが進行しても治療が継続でき生存率の改善につながること... -
【治験広告】去勢抵抗性前立腺がん 免疫チェックポイント阻害薬と分子標的薬の治験
本ページは、MSD株式会社からの委託による治験広告です。 治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載いたします。 お問い合わせはこちらから はじめに 本治験は転移がある去勢抵抗性前立腺がんの方を対象... -
腎盂・尿管がんの化学療法(抗がん剤治療)
化学(薬物)療法について 腎盂・尿管がんでは、手術で腎臓~尿管を切除することが主な治療方法ですが、手術によって根治ができる可能性が高いのは、腎盂・尿管がんがほかの臓器やリンパ節に転移していない場合に限られます。診断時に、ほかの臓器やリンパ... -
乳がんの化学療法・副作用
化学療法の副作用 吐き気やアレルギー反応、血管痛は24時間以内、骨髄抑制、全身倦怠感、下痢、口内炎は3日~2週間目以降に起こりやすい副作用です。脱毛、血栓症など2週間~1か月以上経って出る副作用もあります。 薬物療法で出やすい副作用... -
食道がんとは(疾患情報)
食道がんとは 食道とは、のど(咽頭)と胃をつなぐ、長さにして約25cm、太さは約3cm、厚さ約4mmの管状の臓器です。食道の大部分は胸にあり、そして、首や腹部にも一部あります。食道は、身体の中心部に位置し、気管や背骨、心臓、大動脈や肺に囲... -
急性骨髄性白血病と闘った”みぃみ”の記録
息子、瑞騎(みずき 愛称:みぃみ)が2017年2月6日に永眠しました。3歳2ケ月でした。2歳5ケ月で急性骨髄性白血病を患い、辛い治療も笑顔で頑張っていた瑞騎。 2017年3月25日、四十九日法要を無事に執り行うことができましたので... -
オプジーボとヤーボイ、切除不能な進行/再発非小細胞肺がんに対する3つの併用療法で適応拡大
11月27日、小野薬品工業株式会社とブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社は、オプジーボ(一般名:ニボルマブ、以下オプジーボ)とヤーボイ(一般名:イピリムマブ、以下ヤーボイ)について、切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(NSCLC)に対... -
急性リンパ性白血病とは
急性リンパ性白血病とは 白血病は血液を構成する細胞の異常増殖をきたす疾患で、それは他の臓器で言う所の「がん」です。 血液は血小板、赤血球、白血球などの血液細胞と呼ばれる細胞によって構成されています。これらの細胞たちは、全て骨中心にあ... -
大阪オンコロジーセミナー Meeting the Cancer Experts2020
オンコロが共催する、がん情報究極のセミナー 認定特定非営利活動法人 西日本がん研究機構(WJOG)、7大学連携個別化がん医療実践者養成プラン、がん情報サイト「オンコロ」(3Hクリニカルトライアル株式会社)、特定非営利活動法人 近畿がん診療... -
VEGF阻害剤サイラムザとEGFR-TKIの併用療法の日本初承認が肺がん治療に与える影響とは
2020年11月27日、血管新生阻害剤(VEGF阻害剤)であるサイラムザ(一般名:ラムシルマブ、以下サイラムザ)は、承認事項一部変更承認により上皮増殖因子受容体(EGFR)遺伝子変異陽性の「切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」に対して「エル... -
がん医療セミナー ONCOLO Meets Cancer Experts(OMCE)2021
オンコロが主催する、がん情報究極のセミナー 「がん治療は放置する?」「抗がん剤は効かない?」「臨床試験は人体実験?」玉石混交のがん情報。がん情報サイト「オンコロ」が主催するONCOLO Meets Cancer Experts(OMC... -
乳がんの新薬ベージニオ(アベマシクリブ)の治療を受ける前に知っておきたいこと
乳がんの新薬ベージニオとは ベージニオ(一般名アベマシクリブ) ベージニオとは、サイクリン依存性キナーゼであるCDK4およびCDK6を阻害することでがん細胞が増えることを抑える経口分子標的薬です。2018年11月30日に発売され、乳がん... -
乳がん治療について~手術、抗がん剤とその副作用、放射線治療~
手術(外科治療) 乳がん治療における標準的な手術法には、乳房を残す乳房温存手術と、乳房を全部切除する乳房切除術があります。手術を受ける前に、乳房再建を受けたいかどうかも考えておく必要があります。 乳房温存手術と乳房切除術 乳がんの... -
第40回OMCE 乳がん(HER2陽性乳がん)セミナーレポート
講演タイトル:『乳がん(HER2陽性乳がん)』 演 者:鶴谷 純司 先生(昭和大学 先端がん治療研究所) 日 時:4月26日(金) 場 所:日本橋ライフサイエンスハブ8F D会議室 今月は、乳がん(HER2陽性乳が... -
マントル細胞リンパ腫とは?治療法・薬剤・治験ほか関連情報
マントル細胞リンパ腫とは マントル細胞リンパ腫は、悪性リンパ腫という血液がんの1つです。悪性リンパ腫は、血液中のリンパ球ががん化して異常に増殖し続ける病気です。全身のリンパ管の途中にある「リンパ節」や胸腺・脾臓・扁桃などのリンパ組織に... -
腎臓がん(腎細胞がん)の治療 -手術療法-
腎臓がん(腎細胞がん)に対する治療 がんの治療を検討するときは臨床病期に沿った形で治療が選択されます。進行がんと早期がんではがんの広がりが異なりますので、その都度、臨床病期と患者さんの全身状態を鑑みて治療を決定します。 腎臓がん(腎... -
HER2陽性の早期乳がんに対する術前療法としてのPhesgo単剤療法、ペルツズマブ+トラスツマブ併用療法に対して血清中ペルツズマブ濃度の非劣勢を示す
この記事の3つのポイント ・HER2陽性のステージII/IIIC乳がん患者が対象の第3相試験 ・術前療法としての配合皮下注射製剤であるPhesgo(フェスゴ)の有効性・安全性を比較検証 ・血清中ペルツズマブ濃度はペルツズマブ+トラ... -
アバスチン(ベバシズマブ)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 ベバシズマブ 商品名 アバスチン 治験薬コード 一般名英語表記 Bevacizumab ... -
神経膠腫(グリオーマ)とは
神経膠腫(グリオーマ)とは 神経膠腫とは脳の細胞である神経膠細胞(グリア細胞)に似ている性質を持った腫瘍を総称していいます。神経膠細胞は神経細胞(ニューロン)とともに脳を構成している神経細胞ですが、約9割が神経膠細胞で構成されています。 ... -
がん治療用ウイルスG47Δ、悪性神経膠腫で承認申請
2021年1月5日、第一三共株式会社は、がん治療用ウイルスG47Δ(一般名:teserpaturev/テセルパツレブ、開発コードDS-1647)が悪性神経膠腫に対して再生医療等製品製造販売承認申請を行ったと発表した。G47Δは第一三共と東京... -
東てる美さん、故 野際陽子さん、中村獅童さん、いときんさんを襲った肺腺がんとは?その治療法とは?
ここ最近、「がん」が報道されることも増えてきました。その中には、これまであまりなじみがなかった言葉も多く飛び交っています。例えば「肺腺がん」——東てる美さん、(女優)故 野際陽子さん(女優)・中村獅童さん(歌舞伎役者)・いときんさん(ET... -
神経膠腫(グリオーマ)の化学療法と副作用
神経膠腫(グリオーマ)の化学療法 グレードⅢやⅣの神経膠腫に対して化学療法を行いますが、神経膠腫で選択されることが多い抗がん剤は「アルキル化薬」です。アルキル化薬の特徴は細胞のDNAと結び付くことです。 DNAは4種類のアミノ酸が結... -
大腸癌の抗EGFR抗体薬ベクティビックス(パニツムマブ)の治験を受ける前に知っておきたい7のこと
大腸がんの抗EGFR抗体薬ベクティビックス(パニツムマブ)について アバスチン、アービタックスに次いで大腸がんの3剤目の分子標的治療薬として発売されたベクティビックス。 ベクティビックスは大腸がんの患者の中でも、RAS遺伝子野生... -
家族・親戚が被害を受けたフォーデイズから考える、食品で「がんが治る」「病気がよくなる」
新規サービス『オンコレ』担当の筒井です。 先日「フォーデイズ」という清涼飲料水が「がんが治る」、「目が治る」といった効能を謳い販売したとして、フォーデイズ株式会社が一部業務停止命令になったことが話題になりました。 噂によると、ピ... -
大阪オンコロジーセミナー Meeting the Cancer Experts2021「on the WEB」
オンコロが共催する、がん情報究極のセミナー 認定特定非営利活動法人 西日本がん研究機構(WJOG)、7大学連携個別化がん医療実践者養成プラン、がん情報サイト「オンコロ」(3Hクリニカルトライアル株式会社)、特定非営利活動法人 近畿がん診療... -
乳がんとは(疾患情報)
乳がんとは 乳がんは、乳頭から放射状に張りめぐらされている乳腺にできるがんです。乳がん検診やしこりや痛みなどの自覚症状で発見されることが多いのが特徴です。 乳がんは乳腺にできる悪性腫瘍 乳房には、15~20個の乳腺が放射状に張りめ... -
キイトルーダ(ペムブロリズマブ)
概要 一般名 ペムブロリズマブ 商品名 キイトルーダ 治験薬コード MK-3475 一般名英語表記 Pembrolizumab 商品名英語表記 KEYTRUDA 種類... -
慢性骨髄性白血病(CML)の治療
慢性骨髄性白血病(CML)の標準治療 CMLの実際の治療法について説明していきます。 CMLの治療の目的は、フィラデルフィア染色体陽性白血病細胞のコントロール(=血液細胞の異常増殖を止めること)と、病気進行の回避にあります。 ... -
胃がんとは(疾患情報)
胃がんとは 胃とはみぞおちのやや左側に存在する袋のような形をした臓器です。その役割とは、胃袋とも呼ばれるように食物を一時的に溜めて、その後消化することです。この働きが単なる食物の通り道である食道と違う点です。 胃の構造としては、胃体... -
【多発性骨髄腫 体験談】多発性骨髄腫についてもっと知ってほしい
荒井明子さんは、42歳の時に多発性骨髄腫と診断され、造血幹細胞移植を受けています。 現在も4週間に一度通院し、維持療法を続けられている荒井さんに、オンコロスタッフ大内がお話を伺いました。 なぜ私が… 大内:多発性骨髄腫と診... -
BTK阻害薬カルケンスほか抗がん剤3製品の承認を了承、サイラムザなど報告事項6品目も
10月30日、厚生労働省薬事・食品衛生審議会医薬品第二部は、審議事項として9製品の審議を行った。うち抗がん剤関連は3製品。また、報告事項※として6製品を報告し、いずれも抗がん剤関連であった。 ※報告事項:医薬品医療機器総合機構(PMD... -
ダマされるな! 飲んでも効かない「サプリ」一覧 えっ、あれも…?
これだけ新聞やテレビで大々的に宣伝しているんだから効くのだろう。医学的根拠もあるに違いない。そう信じて飲み続けてきたのに……。メーカーが決して言わない、サプリの「不都合な真実」。 続きを読む http://gendai.isme... -
腎臓がん(腎細胞がん)の種類と分類
腎臓がん(腎細胞がん)の分類 まずは病期分類について説明します。 腎臓がん(腎細胞がん)の進行度を分類する方法はいくつかありますが、まずは最も一般的に用いられる分類法について、以下に表を示します。 腎臓がん(腎細胞がん)で... -
腎盂・尿管がんの再発・転移
再発・転移とは 再発 がんの再発とは、手術や抗がん剤などの治療を受け、がんであると判断できるような大きさのがんがなくなった後で、がんが再び発生することを指します。腎盂・尿管がんの治療後に見られるがんの再発は、膀胱内でがんが再発するという... -
肺がんと疑われたら|肺がんの検査、診断について
肺がんと疑われたら 肺がん検診や自覚症状によって撮影された胸部X線検査で肺がんの疑いがあるとされた場合、以下の手順で診断を行います。 ①質的画像診断(CT検査等) ②確定診断(病理診断) ③病期診断(ステージの決定) ④分子診... -
オランザピン5mg+標準制吐療法で抗がん剤投与翌日以降の遅発期の吐き気も予防
日本がん支持療法研究グループ・J-SUPPORTが、10月18日、東京・築地の国立がん研究センターで「がんと向き合える世界をつくろう!!! ~支持・緩和・心理研究の最前線から~」をテーマに、患者・家族や市民を対象にした研究成果報告会を開催... -
小細胞肺がんの治療-化学療法-
小細胞肺がんの化学療法 小細胞肺がんは限局型と進展型のどちらにおいても化学療法が行われます。多くの場合、限局型は放射線療法との併用、進展型は化学療法の単独で治療が行われることになります。 細胞障害性抗がん薬 直接がん細胞などに働い... -
特集「膀胱がん」 第1回 ~初発筋層非浸潤性膀胱がんとBCG療法~
膀胱がんは、ごく初期に発見して病巣を切除しても再発をくり返すことが多く、固形がんの中でも少し変わった特性があります。そういった膀胱がんの特性や初発膀胱がんの治療について、慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 専任講師の菊地栄次先生にお話を伺い... -
東てる美さん、故 野際陽子さん、中村獅童さん、いときんさんを襲った肺腺がんとは?その治療法とは?
ここ最近、「がん」が報道されることも増えてきました。その中には、これまであまりなじみがなかった言葉も多く飛び交っています。例えば「肺腺がん」——東てる美さん(女優)、故 野際陽子さん(女優)・中村獅童さん(歌舞伎役者)・いときんさん(ET... -
腎臓がん(腎細胞がん)の転移・再発
腎がんの方対象アンケート実施中 進行または再発の腎細胞がん(腎がん)の方対象で緩和ケアについて、謝礼ありのアンケートを実施しております。詳細は下記をご覧ください。 腎臓がん(腎細胞がん)の転移 腎臓がん(腎細胞がん)は... -
手足症候群
手足症候群とは、抗がん剤の投与によって手や足の皮膚の細胞が障害されることで起こる皮膚症状の副作用です。主な症状として、手足や指先、足底が痺れたり、ヒリヒリ感・チクチク感などの知覚過敏があります。また発赤、色素沈着、腫脹等の症状もよくみられる... -
BRAF遺伝子変異とは
BRAF遺伝子変異は、細胞増殖の指令の伝達に関わるBRAF遺伝子の異常です。BRAFの600番目のアミノ酸はバリン(V)と呼ばれる必須アミノ酸ですが、これが変異によってグルタミン酸(E)に変わると、増殖しろという命令が出し続けられ、がんが無... -
腎盂・尿管がんとは(疾患情報)
腎盂がん・尿管がんとは 腎臓は、尿をつくる腎実質という部分と尿が集まる腎盂という部分からできています。また、尿管は腎臓と膀胱をつなぐ管であり、腎実質でつくられた尿は腎盂を経て尿管を通り、膀胱へ送られて最終的に排出されています。 尿を... -
造血幹細胞移植とは
造血幹細胞移植とは 造血幹細胞移植とは、造血機能が何らかの原因によって異常をきたし、正常な血液細胞を作れなくなった患者さん(レシピエント)に対して、ドナーから提供された造血幹細胞(同種移植)もしくはレシピエントが完全寛解期に予め凍結保存し... -
PD-L1
PD-L1(Programmed cell Death 1- Ligand 1)は、PD-1(Programmed cell Death 1)と結合し、PD-1を活性化させる働きを持つ、細胞表面に存在するタンパク質です。PD-1は免疫細胞の... -
がん患者は新型コロナ感染・重症化しやすい? 治療の延期は?
「治療が延期になったら困る」「がん患者は感染リスクが高いとされるがどうしたらいいのか」――。新型コロナ感染拡大で、そんな不安を感じているがんの患者・家族は少なくない。一般社団法人CancerXが、4月21日、オンラインセッション「新型コロ... -
カルセド(アムルビシン)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 アムルビシン 商品名 カルセド 治験薬コード 一般名英語表記 Amrubicin 商品名... -
【動画アリ】小腸がん(小腸腺がん)について~原因・治療法・臨床試験情報~
監修:本間 義崇先生 (国立がん研究センター中央病院 消化管内科/希少がんセンター) 小腸がん(小腸腺がん)とは 小腸には様々な悪性腫瘍が生じることが知られており、発生率の高い順に神経内分泌腫瘍(カルチノイド)、小腸がん(小腸... -
小細胞肺がんの治療-標準治療-
小細胞肺がんの標準治療について 小細胞肺がんは進行が速いがんであり、残念ながら腫瘍が発見された時には手術が適応にならない時期の腫瘍であることが多いのが現状です。小細胞肺がんに対して手術療法が選択される場合は、肺以外の他の臓器やリンパ節... -
食道がんの再発・転移
食道がんの転移 転移とは、がん細胞がリンパ液や血液の流れに乗って別の臓器に移動し、そこで成長することをいいます。がん細胞を外科手術療法で全て切除できたようにみえても、その時点ですでにがん細胞が別の臓器に移動している可能性があります。 ... -
【悪性ラブドイド腫瘍体験談】「希少がん」が与えてくれた「今日」を強く生きて
澁谷莉子さん 悪性ラブドイド腫瘍サバイバー 現在は、定期検査を受けながら週3日の業務に就業中 原因不明の体調不良 2019年1月、26歳の私は当時コーヒーショップで勤務していました。元々は飲食店勤務だったこともあり、お酒を飲むの... -
進展型小細胞肺がんに対する1stライン治療としてのイミフィンジ+プラチナ製剤+エトポシド併用療法、全生存期間の持続的な改善示す
この記事の3つのポイント ・進展型小細胞肺がん患者が対象の第3相試験 ・1stライン治療としてのイミフィンジ±トレメリムマブ+プラチナ製剤+エトポシド併用療法の有効性・安全性を比較検証 ・イミフィンジ+プラチナ製剤+エトポシド併用... -
PD(ピーディー);Progressive Disease
Progressive Disease(プログレッション ディジーズ)とは、がんが進行することです。略してPD(ピーディー)。日本語では病態進行といいます。 「がんが進行する」とは、胃がんや肺がんなどの固形がんではの『がんが大きく... -
大腸癌の抗VEGF抗体薬ザルトラップ(アフリベルセプト)の治験を受ける前に知っておきたい7のこと
ザルトラップの最新情報は以下を参照ください。 アバスチン、サイラムザ、そしてザルトラップ。3つの血管新生阻害剤(VEGF阻害剤)の違いを3つのがん種別にまとめてみた(オンコロ) 大腸癌の新薬ザルトラップ(アフリベルセプト)とは ... -
メラノーマ(悪性黒色腫)の化学療法/抗がん剤治療
化学療法について メラノーマの薬物療法は、ほぼ化学療法のダカルバジンに頼るしかなかった状況が劇的に変わりました。日本に転機が訪れたのは2014年で、免疫療法薬ニボルマブ(商品名オプジーボ)の登場をきっかけに、治療戦略は現在も進歩し続けてい... -
ALK遺伝子変異とは
ALK融合遺伝子は、2番染色体にあるALK遺伝子と、その近くにあるEML4遺伝子が逆方向にくっついてできた異常な遺伝子です。この遺伝子からできるALK融合タンパクがATPと結合すると、細胞増殖を促すスイッチがオンになった状態になり、がん細胞... -
がんと社会を結びつけるハブの存在を目指して
吉田 ゆりさん 2児の母 キャリアカウンセラー 一般社団法人 がんと働く応援団 代表理事として活躍されている吉田さんに、オンコロスタッフ中島がオンラインでお話をうかがいました。 腹痛が罹患のサインだった 中島:はじ... -
RECIST レシスト
RECISTとは、固形がんに対する治療が効いているか、効いていないかという判定に用いる評価基準です。Response Evaluation Criteria in Solid Tumorsの略であり、レシストといいます。 治療開始前に...