患者さんのお話をご紹介⑤

皆さまこんにちはナビゲート薬物療法専門医の瀬戸です。


今回、日本で創薬された分子標的治療薬の日本人第1相治験から参加いただいた「かずさん」が、この薬剤が保険償還されたことを受けて、当時の事から今の気持ちなどを手記にしてくださいました。


新薬第1相治験の目的は、そのお薬の最適な投与方法を見つける事であり、注意深い状態の観第1相治験の目的は、その薬剤の最適な投与方法を見つける事であり、注意深い状態の観察だけではなく、頻回な採血で「血中濃度をモニター」したり「薬剤の蓄積」を調べたりしながら行われます。


参加を決心するのには勇気が必要だったと思います。「このお薬が承認され『仲間に薬を届けたい』という願いが叶った」と、その時の思いを綴ってくださいました。


かずさんのように将来の仲間のためにと治験に参加していただけることで、薬剤は承認されていきます。私も抗がん剤を処方するたびに、かずさんをはじめ、第1相治験から参加していただいた患者さまに感謝しています。



かずさんから、もう一言


『診断結果を受け不安になっている仲間、治療を続けている仲間へ。「がん」は絶対に治る。自分を信じて諦めないで。』


瀬戸



博多駅前はすっかり年末モードになりました。
午年としてのスタートダッシュのために、
ラストスパートを駆けていきたいと思います。

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