細胞の増殖能を表すマーカーで、がんの診断や予後の予測に応用されている。
現在,神経内分泌腫瘍,乳癌,悪性リンパ腫,脳腫瘍,肉腫などで,日常的に測定されている。
神経内分泌腫瘍ではグレード分類の指標の1つとして,乳癌ではホルモン受容体陽性,HER2陰性がんにおける化学療法の適応決定の指標として,ほかにも再発予測因子などとして用いられている。Ki-67が高値であるということは悪性度が高く再発しやすく予後が悪いことを示す。
しかし、測定法が標準化されておらず、施設ごとに判断基準も異なるため、注意が必要。

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