ポライビー(ポラツズマブ ベドチン)


  • [公開日]2023.12.01
  • [最終更新日]2023.12.27

概要

一般名 ポラツズマブ ベドチン
商品名 ポライビー
治験薬コード
一般名英語表記 polatuzumab vedotin
商品名英語表記 POLIVY
種類 微小管阻害薬結合抗CD79bモノクローナル抗体
投与経路 点滴静注
適応がん種 びまん性大細胞型B細胞リンパ腫

特徴

ポライビーは、B細胞由来白血病細胞のCD79bを特異的に認識する抗体ポラツズマブと、抗がん剤のモノメチルアウリスタチンE(MMAE)を、プロテアーゼ切断性リンカーを介して結合させた抗体薬物複合体ADC)です。
ポライビーは白血病細胞に発現しているCD79bを認識して結合し、細胞内に取り込まれた後、MMAEが遊離されます。MMAEは微小管を阻害することで、白血病細胞の増殖を抑制すると考えられています。

効能・効果

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫

用法及び用量

通常、成人には、ポラツズマブ ベドチン(遺伝子組換え)として、以下の抗悪性腫瘍剤との併用で、1回1.8mg/kg(体重)を3週間間隔で6回点滴静注する。初回投与時は90分かけて投与し、忍容性が良好であれば2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。
リツキシマブ(遺伝子組換え)、シクロホスファミド水和物、ドキソルビシン塩酸塩及びプレドニゾロン又はメチルプレドニゾロンとの併用
ベンダムスチン塩酸塩製剤及びリツキシマブ(遺伝子組換え)との併用

重大な副作用

骨髄抑制感染症、末梢性ニューロパチー、Infusion reaction、腫瘍崩壊症候群、進行性多巣性白質脳症(PML)、肝機能障害

参考リンク

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291455

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