概要
一般名 | ニボルマブ |
商品名 | オプジーボ |
治験薬コード | ONO-4538 |
一般名英語表記 | Nivolumab |
商品名英語表記 | OPDIVO |
種類 | 免疫チェックポイント阻害薬 |
種類 | 抗PD-1抗体 |
投与経路 | 注射 |
適応がん種 | 悪性黒色腫(メラノーマ)、非小細胞肺がん、腎細胞がん、古典的ホジキンリンパ腫、頭頸部がん、胃がん、悪性胸膜中皮腫 |
特徴
オプジーボは、抗PD-1抗体という免疫チェックポイント阻害薬の一種であり、免疫系に作用するタイプの薬剤です。近年、がん細胞が免疫系の攻撃から逃れるための様々なメカニズムを有していることがわかってきました。その1つに、免疫細胞ががん細胞を攻撃する際にブレーキをかける機能が明らかになり、PD-1・PD-L1伝達経路といわれます。
がん細胞上のPD-L1というタンパク質と免疫細胞上のPD-1というタンパク質が結合することにより、免疫細胞が攻撃を抑えてしまいます。この作用を免疫チェックポイントといい、それを阻害する薬剤が免疫チェックポイント阻害薬といいます。
効能・効果
根治切除不能な悪性黒色腫
切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫
再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌
がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃癌
がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫
用法及び用量
1. 悪性黒色腫
・成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔で点滴静注する。
ただし、悪性黒色腫における術後補助療法の場合は、投与期間は12ヵ月間までとする。
・根治切除不能な悪性黒色腫に対してイピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、
通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔で点滴静注する。
2. 根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
・成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔で点滴静注する。
・化学療法未治療の根治切除不能又は転移性の腎細胞癌に対してイピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、
通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔で点滴静注する。
3. 切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌、がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃癌、がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫
・成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔で点滴静注する。
重大な副作用
間質性肺疾患、重症筋無力症、心筋炎、横紋筋融解症、筋炎、大腸炎、重度の下痢、1型糖尿病、免疫性血小板減少性紫斑病、肝炎、甲状腺機能障害、神経障害、腎障害、脳炎、重度の皮膚障害、静脈血栓塞栓症、インフュージョンリアクション
PMDA
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4291427A1024_1_34/
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