ノルバデックス(タモキシフェン)


  • [公開日]2017.08.16
  • [最終更新日]2017.09.19

本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。

概要

一般名 タモキシフェン
商品名 ノルバデックス
治験薬コード
一般名英語表記 Tamoxifen
商品名英語表記 nolvadex
種類 ホルモン療法
種類 抗エストロゲン薬
投与経路 内服
適応がん種 乳癌

特徴

タモキシフェンは抗エストロゲン薬に分類されるホルモン療法薬の一種です。乳がんの中にはがん細胞の増殖にエストロゲン(女性ホルモン)を必要とするタイプがあります。このタイプのがん細胞にはエストロゲン受容体またはプロゲステロン受容体が認められ、ホルモン受容体陽性乳がんといいます。

エストロゲンがエストロゲン受容体に結合するとがん細胞の増殖の命令が生じ、乳がんが進行します。タモキシフェンはこの結合を阻止することによって乳がんの進行を抑えます。2017年2月現在、乳癌に適応があります。

効能・効果

乳癌

用法及び用量

ノルバデックス錠10mgの場合:
通常、成人にはタモキシフェンとして1日20mgを1~2回に分割経口投与する。なお、症状により適宜増量できるが、1日最高量はタモキシフェンとして40mgまでとする。

ノルバデックス錠20mgの場合:
通常、成人には1錠(タモキシフェンとして20mg)を1日1回経口投与する。なお、症状により適宜増量できるが、1日最高量は2錠(タモキシフェンとして40mg)までとする。

重大な副作用

無顆粒球症、白血球減少、好中球減少、貧血、血小板減少、視力異常、視覚障害、血栓塞栓症、静脈炎、劇症肝炎、肝炎、胆汁うっ滞、肝不全、高カルシウム血症、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮内膜増症、子宮内膜症、間質性肺炎アナフィラキシー、血管浮腫、皮膚粘膜眼症候群、水疱性類天疱瘡、膵炎

参考リンク

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291003F1

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