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ビーリンサイト(ブリナツモマブ)

[公開日] 2019.07.12[最終更新日] 2019.07.12

本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。

概要

一般名 ブリナツモマブ
商品名 ビーリンサイト
治験薬コード
一般名英語表記 Blinatumoma
商品名英語表記 Blincyto
種類 モノクローナル抗体
種類 抗CD19/CD3抗体
投与経路 注射
適応がん種 再発又は難治性のB細胞性急性リンパ性白血病

特徴

ブリナツモマブはB細胞系の細胞表面に発現するCD19とエフェクターT細胞の表面に発現するCD3に結合する二重特異性抗体です。 白血病細胞を除去するT細胞が免疫寛容状態となり白血病細胞はそれから逃れようとしていますが、ビーリンサイトは白血病細胞のCD19とT細胞のCD3を共に認識し、白血病細胞とT細胞に架橋構造を形成します。白血病細胞とT細胞が結合することにより白血病細胞を攻撃します。

効能・効果

再発又は難治性のB細胞性急性リンパ性白血病

用法及び用量

通常、ブリナツモマブ(遺伝子組換え)として以下の投与量を28日間持続点滴静注した後、14日間休薬する。これを1サイクルとし、最大5サイクル繰り返す。その後、ブリナツモマブ(遺伝子組換え)として以下の投与量を28日間持続点滴静注した後、56日間休薬する。これを1サイクルとし、最大4サイクル繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。 ○体重が45kg以上の場合: 1サイクル目の1〜7日目は1日9μg、それ以降は1日28μgとする。 ○体重が45kg未満の場合: 1サイクル目の1〜7日目は1日5μg/m2(体表面積)、それ以降は1日15μg/m2(体表面積)とする。ただし、体重が45kg以上の場合の投与量を超えないこと。

重大な副作用

神経学的事象、感染症、サイトカイン放出症候群、腫瘍崩壊症候群、骨髄抑制、膵炎

参考リンク

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291445D1029
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