「ラブドイド腫瘍の治療法にお悩みの方へ」免疫チェックポイント阻害薬を用いた新しい治験がはじまっています。 本ページでは、参加条件やお申込み方法について詳しくご案内します。 「ラブドイド腫瘍の治療法にお悩みの方へ」免疫チェックポイント阻害薬を用いた新しい治験がはじまっています。 本ページでは、参加条件やお申込み方法について詳しくご案内します。

本ページは、小野薬品工業株式会社からの依頼による治験広告となります。
また、治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載しております。

は じ め に

ラブドイド腫瘍と診断され、日々闘病されている患者さんとご家族のみなさまへ。
「病気の先はどうなるのだろうか」「治療の選択肢はもうないのだろうか」といった、尽きることのない不安や、将来への閉塞感を抱えていらっしゃることと存じます。
患者さんやご家族のみなさまの「笑顔で、穏やかな日常を取り戻したい」「この先の未来に希望を持ちたい」という願い。
この治験は、そんなみなさまの願いに、もしかしたらひとつの光を灯せるかもしれない、新しい治療法を検討するためのものです。

オンコロコンタクトセンターでは、がん治験専門スタッフがご相談を受け付けています。
「治験って途中でやめることはできるの?」「興味はあるけどなんだか不安」 がん治験専門スタッフがあなたの治験に関する疑問にお答えします。

※治験参加にはメリット、デメリットがございます。
主治医の先生と十分にご相談していただき、ご納得の上でご参加ください。

ラブドイド腫瘍とは?

ラブドイド腫瘍は、おもに小さなお子さんの体に見つかる、まれながんの一種です。腎臓、肝臓、神経など体のさまざまな場所に発生することがあり、特に脳や脊髄といった神経系にできたものは「非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍(AT/RT)」と呼ばれます。また、ごくまれに、複数の場所に同時に腫瘍ができることもあります。
この病気は、特別な形をした「ラブドイド細胞」がみられることが特徴です。

ラブライド腫瘍の現在の治療法について

治療法のフロー図 治療法のフロー図

ラブドイド腫瘍の治療は、いくつかの方法を組み合わせておこなわれるのが一般的です。おもに、腫瘍を手術で取り除く手術療法、放射線を照射する放射線療法、そして複数の抗がん剤を併用する多剤併用化学療法が中心となります。
一方で、病気が進行してしまった場合や、一度治ったあとに再発してしまった患者さんに対しては、国内外の医療ガイドラインにおいて、まだ確立された標準治療が存在しないのが現状です。
そのため、海外の専門機関では、このような状況にある患者さんには「治験(臨床試験)」への参加を検討するよう推奨しています。

治験(臨床試験)とは?

おくすりが世に出るためには、厚生労働省からおくすりの使用についての承認を得る必要があります。
そのためにまず、動物で有効性(効果)や安全性(副作用)について詳しく調べられます。そのあと、多くの患者さんにそのおくすりを使用していただき、実際の病気に対する有効性や安全性が確認されます。このように、人での有効性や安全性を確認する試験を「治験(臨床試験)」といい、治験に用いられるおくすりを「治験薬」といいます。

治験のイメージ 治験のイメージ

厚生労働省が、治験で得られた結果を厳密に審査して医薬品として承認すると、同じ病気で苦しむ患者さんに初めて使えるようになります。

このように、新しいおくすりを患者さんが使えるようになるためには、治験の実施が不可欠です。
患者さんやご家族のご協力が、未来の治療法を切りひらく大きな一歩につながります。

がん治験専門スタッフが治験に関するご相談を受け付けています。

※ご相談内容によっては、オンコロ会員にご登録いただく必要がございます。詳細はコチラ

治験薬について

この治験で使用するおくすりは「免疫チェックポイント阻害薬」と呼ばれるタイプの治療薬です。 がん細胞が免疫の働きを抑えこむ仕組みを阻害することで、本来持っている免疫の力を引き出し、がんを攻撃するよう促すおくすりです。

免疫チェックポイント阻害薬の仕組み PC 免疫チェックポイント阻害薬の仕組み スマホ

すでに成人では悪性黒色腫、切除不能な肝細胞がん、根治切除不能または転移性の腎細胞がん、切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんなど複数のがんに対して承認されており、古典的ホジキンリンパ腫では、小児への用法・用量も承認されています。 このように、多くのがんで使用されているおくすりですが、ラブドイド腫瘍ではまだ承認されていません。そのため、この治験をとおして、ラブドイド腫瘍に対するおくすりの効果と安全性を慎重に確認していきます。

本治験の参加条件

この治験は下記の条件に該当する患者さんを対象としています。

  • 「ラブドイド腫瘍」と診断されているかた
  • 1歳以上のお子さんから大人のかた
  • これまでの抗がん剤治療が効きにくかった、または副作用等の理由で治療を続けるのが難しくなったかた
  • 病気が一度治ったのに再発してしまい、手術で全て取り除くことが難しいと医師に言われているかた

この他にも細かな条件がございます。詳細はお問い合わせ時にご確認ください。

現在のおくすりが効いているかた、患者さんが1歳未満のかた、再発していないかたなど、現時点では参加条件に該当しないかたからのご相談も受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

治験の流れ

01:医師からの説明と同意

医師からの説明のイメージ

治験への参加をご希望される場合、治験を実施する医療機関で、担当の医師や治験コーディネーターから治験内容についてくわしい説明があります。
説明では、治験の方法や使用するおくすりの情報、受けていただく検査、治験スケジュール、予想される効果や副作用などについて、わかりやすくご案内いたします。
説明を聞いて、不安な点や疑問があれば、納得がいくまでご質問ください。もし参加を見送った場合でも、患者さんが不利益を被ることは一切ありませんので、ご安心ください。

02:参加条件の最終確認
(スクリーニング期)

治験への参加に同意いただいたあと、参加条件に当てはまるかどうかを最終的に確認するために、いくつかの検査を受けていただきます。この検査の結果、万が一条件に該当しないことがわかった場合は、治験薬を投与する前に治験は終了となります。

03:治療期間

スクリーニング期に実施された検査の結果、参加条件を満たしていると判断されたかたには、治験薬の投与がはじまります。
本治験ではプラセボ(偽薬)の使用はなく、すべての参加者に治験薬をお使いいただきます。
治験薬は、2週間(14日間)ごとに1回、点滴によって投与されます。投与量は患者さんの体重にもとづいて決定されます。
治療期間中にがんが明らかに進行しておらず、安全性にも問題がないと治験担当医が判断した場合には、同じスケジュールで治験薬の投与が継続されます。

04:治験終了後の確認期間

治験終了後の確認のイメージ

治験薬の投与を終えたあとも、一定期間、患者さんの健康状態を確認させていただきます。この期間は、ご来院いただくか、治験担当医や治験コーディネーターが電話や手紙などにより確認させていただきます。必要に応じて追加の診察や検査、採血をおこなう場合があります。

治験に関するQ&A

Q

治験には研究的な側面があると聞いて不安です。
安全性は考慮されているのでしょうか。

開く 閉じる

治験が「研究」だと聞くと、不安に思われるのも当然です。しかし、治験は患者さんの安全を何よりも大切にしながら進められます。
この治験も、国が定めた厳しいルール(GCP※)を守ることが義務づけられています。また、治験をはじめる前には、「治験審査委員会」という独立した専門家チームが、内容が科学的に正しいか、倫理的に問題がないかを厳しくチェックしています。この委員会には、医学や薬学の専門家だけでなく、病院とは利害関係のない人や、医療を専門としない一般のかたも参加しています。これにより、公正な視点で審査がおこなわれています。
治験がはじまってからも、この委員会で定期的に安全性が確認され続けます。

つまり、この治験は、患者さんの権利と安全に最大限に配慮された上で実施されています。

さらに、治験期間中は、担当の医師や専門の治験コーディネーターが、患者さんの体調をきめ細やかに見守ります。もし何か変化があっても、すぐに相談できる体制が整っていますので、ご安心ください。安全性には十分な配慮がなされています。

※GCP:Good Clinical Practice(医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令)の略称です。

Q

途中で治験をやめることはできますか?

開く 閉じる

はい、できます。ご本人やご家族の意思で、いつでも治験への参加を中止することができます。その場合でも、治療が必要なかたには、医師が今後の治療についてご相談に乗りますのでご安心ください。

Q

治験にかかる費用はどのくらいですか?

開く 閉じる

この治験に参加し、治験薬を使用している期間、治験薬は無償で提供されます。
また、すべての検査費用(血液や尿の検査、画像診断、バイオマーカー検査など)は、治験を依頼している製薬会社から支払われます。ただし、診察費や他の病気に対するおくすりの費用などは従来どおりのご負担となります。

Q

治験を実施している医療機関名を教えてください。

開く 閉じる

治験の実施医療機関は、大学病院をはじめとする高度な医療体制を備えた医療施設が中心となっています。
大変恐れ入りますが、医療機関へのお問い合わせが集中すると、通常の診療に支障をきたす恐れがあるため、患者さんへのご案内は慎重におこなっております。

そのため、医療機関名は、まずオンコロ コンタクトセンターのがん治験専門スタッフが、治験の参加条件に該当する可能性を確認したうえで、該当される方に個別にお知らせしています。すぐに情報をご提供できず誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解いただけますと幸いです。

まずは、治験へのご参加をご検討いただけるかどうか、オンコロまでお気軽にご相談ください。がん治験に精通した専門スタッフが、患者さんのご状況を丁寧にお伺いし、次のステップをご案内いたします。

実施医療機関所在地

(2025年12月1日更新)

ご紹介可能な医療機関は、以下の地域にございます。
「遠くて通院できないかも…」とお悩みの方も、まずはご相談ください。

医療機関のイラスト
  • ・東京都中央区
  • ・大阪府大阪市
  • ・愛知県名古屋市

お問い合わせ・お申込み

お申込みは24時間応募可能な「アンケート」からのお申込みが便利です。
がん治験専門スタッフがアンケート回答を確認後、ご希望の方法(メール・電話)にてご連絡を差し上げます。

アンケートで問い合わせる

お電話で問い合わせる

※オンコロフリーダイヤル:0120-974-268(平日 10:00-18:00)
※お電話口で「ラブドイド腫瘍の治験について」とお伝えください。

まずはオペレーターが受付いたします。受付後、がん治験専門スタッフへおつなぎいたします

お問い合わせフォームから問い合わせる

※お問合せフォームは下記のとおりご入力ください。
相談・お問い合せ項目:治験・臨床試験
ご相談タイトル:ラブドイド腫瘍の治験について(←コピーしてお問い合わせフォームのご相談タイトルに貼り付けてください)
ご相談内容:治験に関して、質問したい内容をご入力ください。

お申し込みから
治験参加までの流れ

治験参加までの流れのフロー図 PC 治験参加までの流れのフロー図 スマホ

※1: 順番にご連絡いたします。応募が殺到している場合は、ご連絡を差し上げるまでにお時間がかかることがございます。
※2: 最終的な判断は治験担当医師がおこないます。
※3: 医療機関毎に予約方法が異なります。参加の可能性がある方には、がん治験専門スタッフから予約方法をお伝えいたします。主治医の先生に予約を調整いただく場合ががございますので、がん治験専門スタッフの指示に従ってください。
※4: 治験ご同意いただいた場合でも、途中で治験を中止することがございます。

主治医向けページ

主治医(医療従事者)の方はこちらから本治験の詳細とご紹介の流れをご確認いただけます。

個人情報の取扱いについて

あなたの個人情報は保護され、あなたの許可するもしくは法律で必要とされる場合を除き、提供された情報は「オンコロ」の当該治験の担当スタッフ、患者さんの担当医、治験実施施設のスタッフのみが共有します。
それ以外の人には、あなたの情報が開示されることはございません。