再発がんの化学(薬物)療法

  
再発した卵巣がんの治療には薬物療法が推奨されています。治療法は、初回薬物療法から再発するまでの期間によって違います。この期間が6か月以上ある場合は、抗がん剤が効きやすいとみなされ、プラチナ製剤(カルボプラチンなど)を含む複数の薬剤を使った多剤併用療法が勧められています。

具体的には、TC療法、あるいはTC療法にベバシズマブを併用する薬物療法などです。ベバシズマブはTC療法と併用した後、単独で3週間に1回投与します。

TC療法の副作用が非常に強く出現したり、初回薬物療法の後遺症(手のしびれなど)が強く残っていたりする場合は、抗がん剤の量を減らす、あるいはほかの療法(DC療法など)に変更するなどの対応が行われます。

一方、初回薬物療法から再発するまでの期間が6か月未満の場合は抗がん剤が効きにくいことが予測されます。多剤併用療法を行うと副作用が強くなる傾向があり、命を縮める危険性もあるため、1種類の薬剤による単剤療法が勧められています。

候補となる薬剤はイリノテカン、ゲムシタビンなど数種類があります。これまでの治療経過や患者さんの状態に応じて、効果が期待できる薬剤が選択されます。

本コンテンツは認定NPO法人キャンサーネットジャパンが出版する「もっと知ってほしい 卵巣がんのこと」より抜粋・転記しております。