多発性骨髄腫のステージ(病期)

進行度を表す病期はⅠ~Ⅲ期の3段階に分けられ、数字が大きいほど病気が進んだ状態です。病気の進行度は、アルブミンとβ2ミクログロブリンの数値によってⅠ〜Ⅲまで3段階の病期で分類します。数字が大きいほど病気が進行した状態です。治療法を選ぶため、また今後の見通しを知っておくためにも、自分の病気のタイプや病期を把握しておくことが重要です。

多発性骨髄腫のタイプ

血液中や尿中のM蛋白、骨髄腫細胞の量、症状の有無によって、意義不明のM蛋白血症、無症候性骨髄腫、症候性骨髄腫などに分類されます。多発性骨髄腫は、意義不明のM蛋白血症(MGUS)、無症候性骨髄腫(くすぶり型)、症候性骨髄腫の3つのタイプに分けられます。

意義不明のM蛋白血症と無症候性骨髄腫は、血液中などにM蛋白、骨髄腫細胞がみられるものの症状や臓器障害がない状態です。一般的には、定期的に検査を受けながら経過観察を行い、症候性骨髄腫への進行が確認された時点で治療を始めます。一方、骨病変(骨の痛み、骨折など)、貧血、腎障害、高カルシウム血症のどれか1つでも症状が出ている場合には、症候性骨髄腫と診断され、治療が必要です。

また、M蛋白はみられないものの同じような症状がみられる非分泌型骨髄腫、骨の1か所に骨髄腫細胞の塊がある骨の孤立性形質細胞腫があります。骨以外の場所に骨髄腫細胞の塊ができている場合は髄外性形質細胞腫、1か所以上の骨破壊または骨以外に骨髄腫細胞の塊があると多発性形質細胞腫、血液中に骨髄腫細胞があると形質細胞性白血病に分類されます。

本コンテンツは認定NPO法人キャンサーネットジャパンが出版する「もっと知ってほしい 多発性骨髄腫のこと」より抜粋・転記しております。