肺がんとは

肺がんは、気管や気管支、肺胞の細胞ががん化したもので、発生部位別に中心型と末梢型に、また組織別に非小細胞肺がんと小細胞肺がんに分けられます。原因の一つに喫煙が挙げられますが、非喫煙者でも発症する人が増えています。

肺は呼吸をつかさどる臓器です。呼吸は口や鼻から吸った空気が気管から樹枝のように広がった気管支を通って肺胞という小さな袋に入り、そこで血液中の二酸化炭素と空気中の酸素を交換(ガス交換)することにより営まれています。

肺がんは、空気の通り道である気管や気管支、ガス交換の場である肺胞の細胞が何らかの原因でがん化したものです。

肺がんの主たる原因は喫煙で、中心型の扁平上皮がんと小細胞肺がんは喫煙と深く関係しています。しかし、末梢型の腺がん、大細胞がんは喫煙との関連が低く、非喫煙者でも発症します。肺がんの罹患率は40歳代後半から増え始め、高齢になるほど高くなります。肺がんは無症状のうちに進行し、ほかのがんよりも転移しやすいため、治りにくいがんの1つであるといわれています。

リレイ肺がん5

肺がんの症状

肺がんが疑われるのは、

1、咳、痰、血痰、呼吸時のゼーゼー音(喘ぜんめい鳴)、息切れ、呼吸困難、声のかれ、胸痛など、呼吸器に関連する症状がみられるとき
2、頭痛、吐き気、手足の麻痺、背部痛、黄疸など肺がんが転移しやすい脳、骨、肝臓などに関連する症状がみられるとき
3、集団検診や定期健康診断で撮影した胸部X線写真で異常がみられたとき

などです。ただ、これらは肺がん特有の症状でないため、自覚症状ないままに健康診断や検診などで見つかる場合があります。よって咳や痰などの症状が長く続く場合には、医療機関を受診することをおすすめします。

本コンテンツは認定NPO法人キャンサーネットジャパンが出版する「もっと知ってほしい 肺がんのこと」より抜粋・転記しております。