再発・転移について

なくなったようにみえたがんが再び肉眼でみえる大きさになるのが「再発」、血液やリンパ液とともにがん細胞が流れて、離れた部位で増えていくのが「転移」です。いずれも定期的な診察で早期発見したいものです。 

少なくとも5年は、定期的に診察を受ける

 
手術や放射線療法の後には画像検査や腫瘍マーカーなどでがんがなくなったり小さくなったりしているかどうかを調べます。ただ、肉眼や数値でがんがなくなったようにみえても、手術で切除した子宮や卵巣・卵管の近くの臓器や腹腔に再発したり、離れた臓器に遠隔転移したりする可能性があります。

再発は2年以内に起こることが多いのですが、5年以上経ってから再発した例もあるため、経過観察の期間を担当医と相談し、少なくとも5年は定期的な診察を受けましょう。

3年目までは1~3か月ごと、4~5年目までは半年に1回、6年目以降は1年に1回が目安です。このような経過観察中には、問診や内診、直腸診、腟の細胞診、画像検査、血液検査などが行われます。これらは子宮体がんの診断時とほぼ共通する検査になります。

再発・転移がみつかった場合、治療は子宮体がんを完全に治すというよりも、がんとつきあいながら生活の質を保つことが重視されるようになります。手術でがんを取り除き、がんによる症状を和らげる腫瘍減量術のほか、化学療法や放射線療法が行われ、積極的な治療による効果が望めない場合でも痛みやつらさをコントロールする緩和ケアなどが行われます。

臨床試験に参加できる場合もあるので、担当医に臨床試験の有無や参加できるかどうかを聞いてみましょう。

本コンテンツは認定NPO法人キャンサーネットジャパンが出版する「もっと知ってほしい 子宮体がんのこと」より抜粋・転記しております。