特集 がんと新型コロナウイルス TOPへ特集 がんと新型コロナウイルス TOPへ

がん情報サイト「オンコロ」 - がんと・ひとを・つなぐがん情報サイト「オンコロ」 - がんと・ひとを・つなぐ

特集 がんと新型コロナウイルス TOPへ特集 がんと新型コロナウイルス TOPへ

がん情報サイト「オンコロ」 - がんと・ひとを・つなぐがん情報サイト「オンコロ」 - がんと・ひとを・つなぐ

ad
小野薬品の患者さん・一般向けがん情報 - オノオンコロジー

生活の悩み

※この情報は令和2年9月19日時点の物です。

新型コロナウイルスの状況下における、
がん患者さんの
生活の悩みに回答していきます。

コロナの感染拡大が認められた時期に緩和ケアに移行しました。自宅療養中に痛みなどがんに伴う症状が出たときにどう対処したらいいですか?

乳がん/60代女性

監修医より
アドバイス

 原則的には、通院している病院でコロナが発生していない場合は、通常と同じ対応となります。ただ、電話再診やオンライン通院を行っているところもありますので、迷う場合には、通っている病院および担当医に連絡して指示を受けるのがよろしいかと思います。

山本 信之 先生/和歌山県立医科大学 呼吸器内科・腫瘍内科(内科学第三講座) 教授
(取材日:2020年7月22日)

現在あまり出歩かないようにしていますが、余命もあるのでどの程度の行動であれば心配ないのでしょうか?

大腸がん/50代女性

監修医より
アドバイス

 ある報告によれば、コロナによる死亡リスクは、もっともリスクが高い80歳以上の高齢者では、50代と比較して20倍となります。がんの合併の場合のリスクは、診断からの期間によりますが、1~5年の場合、1.2倍程度です。そのため、あなたの場合には、がんの合併のみで過度の行動制限をすることはお勧めできません。政府等の推奨に従いながら通常通りの生活をするのがよろしいかと思います。

山本 信之 先生/和歌山県立医科大学 呼吸器内科・腫瘍内科(内科学第三講座) 教授
(取材日:2020年7月22日)

コロナの感染拡大の前から適度な運動をと思い、散歩をしていました。不要不急の外出を控えるよう言われていますが、散歩もやめた方がいいですか?

卵巣がん/40代女性

監修医より
アドバイス

 野外を歩くことはリスクが低いと思われます。散歩を控える、運動習慣を変えてしまう方がよくないので、続けることをお勧めします。

山本 信之 先生/和歌山県立医科大学 呼吸器内科・腫瘍内科(内科学第三講座) 教授
(取材日:2020年7月22日)

がんによる息苦しさとコロナウイルス肺炎の症状はどのように見極めたらいいでしょうか?

乳がん/30代女性

監修医より
アドバイス

 息苦しさの種類、程度のみで、コロナ肺炎とがんによるもの、もしくはその他の病気が原因かを見分けることは、かなり難しいと思います。息苦しさが強くなった場合には、何が原因であれ、治療が必要な場合がありますので、医療機関を受診することをお勧めいたします。

山本 信之 先生/和歌山県立医科大学 呼吸器内科・腫瘍内科(内科学第三講座) 教授
(取材日:2020年7月22日)

家族ががん患者です。1人で通院できないのでいつも付き添っているのですが、家族が気を付けることはありますか?

神経芽腫の児を持つ母/30代女性

監修医より
アドバイス

 患者さんお1 人での通院が困難な場合、付き添いはやむを得ないです。その際、発熱や咳などの症状がなくても、マスクを着用する、咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)や手洗いの徹底を心がけるなどを行ってください。
 ただし、付き添う人が発熱や風邪症状があれば、他の人に代わってもらう必要があります。また、付き添いは1人にするなど、少人数で医療機関にかかってください。

山本 信之 先生/和歌山県立医科大学 呼吸器内科・腫瘍内科(内科学第三講座) 教授
(取材日:2020年7月22日)

自粛でストレスが溜まってきています。かと言って外に出るのも怖いです。治療や今後のことにも不安を感じています。また、罹ったら重症化してしまうのではないかとニュースなどを見て不安な日々を過ごしています。対策はありますか?相談できる場所があったら教えてください。

乳がん/50代女性

監修医より
アドバイス

 コロナに関してまだ分からないことも多い現状ですが、厚生労働省や学会など明確な団体が発信している情報を得て、恐れるところは正しく恐れて対策を取りましょう。その上で、自分で出来るストレス解消をするようにしましょう。密閉・密接・密集を回避し、外から帰って来たら手洗いうがいをすることで、感染予防対策はしっかりと行ってください。
 現在の日本の累計感染者数は1万6千人(2020年5月21日現在)で、実際に日本でコロナにかかっている人は1万人に1人強と言えます。一般的に2割の方が重症化し、死亡される方は5%に過ぎません。他の疾病に比べて過剰に恐れる必要はありません。
 例えば近隣の散歩などは取り入れても問題のないストレス解消法です。不安やストレスが積み重なり、自分で対処できない場合は、専門家に相談したり、精神腫瘍科に相談したりすることもできます。またがん相談支援センターでの相談も可能です。

山本 信之 先生/和歌山県立医科大学 呼吸器内科・腫瘍内科(内科学第三講座) 教授
(取材日:2020年7月22日)

喫煙が重症化しやすいと聞きましたが本当ですか?

胆のうがん/60代男性

監修医より
アドバイス

 たばこは肺への空気の通り道である気道と呼ばれる部分を痛めます。また、喫煙の年数が長いほど肺胞が壊れて肺が固くなり、慢性閉塞性肺疾患(COPD)になる可能性があります。そうするとコロナウイルスがつきやすく、またウイルスが気道内に入ると奥まで達しやすくなります。さらに、喫煙所は密閉、密接空間でマスクを外して喫煙をするということで、かかりやすい状況に自ら足を踏み入れることになります。
 喫煙されている方は、重症化しやすいリスクを抱えていることを認識し、十分な感染予防行動を取られることをお勧めします。

山本 信之 先生/和歌山県立医科大学 呼吸器内科・腫瘍内科(内科学第三講座) 教授
(取材日:2020年7月22日)

分子標的薬の影響で白血球と血小板の値が低い状態が続いています。緊急事態宣言が解除されても外食や外出はやめるべきでしょうか?

乳がん/40代女性

監修医より
アドバイス

 白血球数と血小板の減少の程度によると思います。分子標的薬での減少は軽微であることが多く、日常生活の制限はそれほど強く行わなくてもいいでしょう。飲酒は控えた方がいいと思います。新型コロナ対策としては3密を避け、マスク、手洗いなどの対策をして出かけるようにしましょう。

前門戸 任 先生/岩手医科大学 内科学講座 呼吸器内科分野 教授
(取材日:2020年7月16日)

抗がん剤治療を受けています。感染しないように注意する点はありますか?

乳がん/50代女性

監修医より
アドバイス

 抗がん剤治療中の方も一般の方と同様、人混みに行かない、マスクを着用する、こまめな手洗い、身の回りの除菌などの感染対策を行ってください。

前門戸 任 先生/岩手医科大学 内科学講座 呼吸器内科分野 教授
(取材日:2020年7月16日)

抗がん剤治療を終えたばかりです。電車で通勤をしていますが、混雑時の電車で気を付けることはありますか?

胃がん/30代女性

監修医より
アドバイス

 混雑した電車内では、ほとんど会話がなければ感染リスクは低いと考えられ始めています。マスクは他人にウイルスを移すことを防ぎます。みんながマスクをすることに意味があります。接触感染の危険もありますのでつり革なでをつかんだ後には手洗い・手指消毒を行うように努めてください。

前門戸 任 先生/岩手医科大学 内科学講座 呼吸器内科分野 教授
(取材日:2020年7月16日)

必要な感染防止策は何ですか?

肺がん/40代男性

監修医より
アドバイス

 がん患者さんではない方と同様に、不要不急の外出を控える、3密の回避、手洗い、咳エチケットなどの基本的な予防行動を取ることが勧められます。さらに不要不急な病院受診を控えることも考慮されます。また受診が必要な場合でも、公共交通機関ではなく、自家用車など、他者と接触する機会が少なくなる方法をとることでリスクを下げることが可能です。

前門戸 任 先生/岩手医科大学 内科学講座 呼吸器内科分野 教授
(取材日:2020年7月16日)

第2波、第3波に備えて準備しておくことはありますか?

肺がん/50代女性

監修医より
アドバイス

 第2波は必ず来ると考えて行動してください。すでにその兆候が出始めています。現在のところワクチン開発も特効薬の開発も途中であり、対策はこれまでと変わりません。営業自粛などの要請が難しい状況も考えられますので、個人で対策を継続しなければならないと思います。
 医療状況が逼迫してくると受診を避けた方がいい状況も起こりえます。あらかじめそうなった場合に備えどういった状況で受診が必要か、相談してみることも 必要でしょう。

前門戸 任 先生/岩手医科大学 内科学講座 呼吸器内科分野 教授
(取材日:2020年7月16日)

インフルエンザのワクチンを今まで受けていなかったのですが、今年は受けた方がいいですか?

大腸がん/70歳代男性

監修医より
アドバイス

 インフルエンザワクチンは、インフルエンザ感染による重症化を防ぐのに役立っています。高齢者、がん患者などインフルエンザ感染に伴って重症化のリスクが高い方にワクチンのメリットがあります。これからは新型コロナウイルスとの合併も考えられます。是非、インフルエンザワクチンの予防接種を受けてください。

前門戸 任 先生/岩手医科大学 内科学講座 呼吸器内科分野 教授
(取材日:2020年7月16日)

この先コロナウイルスが強くなり、残って共存しなければならない可能性はありますか?

神経芽腫/30代女性

監修医より
アドバイス

 新型コロナウイルスが新型とは言えなくなる時期まで続きそうな気配があります。毒性があまりに強いとウイルスが広がらなくなってしまうため、症状がなく、人から人へ移されていく方が増えるうえではウイルスにとっては好都合です。それからすると毒性の強いウイルスではなく、弱毒性ウイルスが増えていくのかもしれません。
 新型コロナウイルスは、弱毒化するかどうかはわかりませんが、これからも残っていくと思われます。新型コロナウイルスが発生する前の状況には戻れないと考えて生活していかなければならないと思います。

前門戸 任 先生/岩手医科大学 内科学講座 呼吸器内科分野 教授
(取材日:2020年7月16日)

一度コロナウイルスに罹ったらもう罹る心配はないですか?

口腔底がん/50代女性

監修医より
アドバイス

 ウイルスに感染し抗体ができると同じウイルスに対する免疫細胞が体内に残り、2回目以降の感染や重症化を防ぐと言われています。しかし、抗体が体内に残っている期間は対象のウイルスによって違います。今回の新型コロナウイルスについてはまだ分かっていませんので、再感染しないとは言い切れませんが、現時点では新型コロナウイルスについて明らかな潜伏や再感染の報告はありません。

前門戸 任 先生/岩手医科大学 内科学講座 呼吸器内科分野 教授
(取材日:2020年7月16日)

家族の職場の人でコロナ陽性の人が出て家族が接触者の可能性があります。家族はもちろんですが、がんの治療中である自分が罹患して重症化しないために家族で気を付けることは何ですか?また、もしコロナの感染を否定できない症状が出た場合(倦怠感や発熱など)家族間の接触はどうしたらいいですか?

軟骨肉腫/50代男性

監修医より
アドバイス

 新型コロナウイルス感染者とご家族が接触した場合は、必ず保健所、帰国者・接触者相談者センターに連絡してください。保健所が接触したご家族が濃厚接触者であるかどうかを判断します。ご家族が濃厚接触者の場合は、保健所の指示に従ってください。濃厚接触者ではない場合は、2週間ほどご家族で健康チェックを行ってください。発熱や咳、味覚障害などが出ないかどうかを自己観察する必要があります。
 もし、ご家族あるいはご本人に症状が出現した場合は、過去に新型コロナウイルス感染者と家族が接触の可能性があることをあらためて保健所に連絡し、症状を伝えてください。保健所からの指示があるまでは、症状のあるご家族は可能な限り別室で生活し、タオルやコップなどを分けるなど、できるだけ他の家族との接触を避けてください。

佐々木 治一郎 先生/北里大学医学部附属新世紀医療開発センター 教授
(取材日:2020年7月23日)

コロナへの感染を恐れて子どもや孫たちの接触を避けているのですが、それは続けるべきでしょうか?どのようなことに注意をしたら一緒に過ごせますか?

多発性骨髄腫/60代男性

監修医より
アドバイス

 地域の感染の状況により異なりますが、緊急事態宣言が解除された現在はマスクや手洗いの励行など感染予防策をとったうえで面会をすることは可能と思います。再度感染が拡大する場合には、直接的接触を避けた方が良い場合もあります。

佐々木 治一郎 先生/北里大学医学部附属新世紀医療開発センター 教授
(取材日:2020年7月23日)

自分も家族も在宅勤務をしています。その場合、別々の部屋で仕事をした方がいいですか?家に一緒にいるときは家の中でもマスクをした方がいいですか?

乳がん/50代女性

監修医より
アドバイス

 同居の家族間では濃厚接触は避けられないと思います。ですので、通常の生活においては、マスク着用などの必要はないのではないでしょうか。家族が罹患した場合は濃厚接触者となる覚悟をもちつつ、家庭に外部からウイルスを持ち込まない対策がより重要です。外出時のマスク着用、帰宅後の入念な手洗いうがい、在宅時の着衣の変更や外で着た衣類の洗濯などを徹底しましょう。
 もし、家族に新型コロナウイルス感染を疑う症状が出た場合は、そのご家族を別室に移し、入室時のマスクやタオルやコップの分けるなどの対策が有効です。

佐々木 治一郎 先生/北里大学医学部附属新世紀医療開発センター 教授
(取材日:2020年7月23日)

がんサバイバーです。コロナウイルスに感染したことが疑われる症状が出た場合、どこに連絡したらいいでしょうか?日常生活ではどんなことに気をつけたらいいですか?

子宮体がん/40代女性

監修医より
アドバイス

 現在がんの治療を行なっていないがんサバイバーの方は、かかりつけ医または保健所、帰国者・接触者相談センターに相談し指示に従ってください。かかりつけの病院へは、必ず電話連絡を入れてから受診するようにしてください。対策としては、社会的な距離を保つこと、手洗いをしっかり頻回に行う、3密を避ける、身の回りの触れる部分の除菌、手が完全に洗浄されていない状態で顔に触れないなどがあります。

佐々木 治一郎 先生/北里大学医学部附属新世紀医療開発センター 教授
(取材日:2020年7月23日)

がんと新型コロナウイルス感染症の関わりについて、正しい情報はどこで入手できますか?また、テレビなどで得られる情報は一般向けのことも多いのでがん患者に特化した情報源も教えてください。

上行結腸がん/60代女性

監修医より
アドバイス

 コロナウイルスに関する一般的な情報は厚生労働省のホームページで確認できますし、また、がんに関連する3学会(日本癌学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会)も患者さん向けに情報を発信していますので、ホームページから情報を入手することができます。かかりつけの医療機関で受診の際に主治医やがん相談支援センターなどで入手できます。

佐々木 治一郎 先生/北里大学医学部附属新世紀医療開発センター 教授
(取材日:2020年7月23日)

がんサロンや患者会への参加で他のがん患者さんと交流できることが励みになっていました。それがコロナの影響で軒並み中止になり孤独感を感じています。何か交流が持てる場はありますか?

大腸がん/60代女性

監修医より
アドバイス

 がん患者さん同士の交流ができないというのは辛いですよね。ご自分が感じていることはみんなも感じることで、がんサロンや患者会でも様々な試みが始められています。ウェブ会議システムを用いた交流会などです。SNS やウェブサイトで案内がある場合がありますからまずは参加してみてはどうでしょう。
 交流会でなくとも、コミュニケーションの機会を増やすことが大事です。すでにSNS でのつながり場合や、電話番号をご存知の仲間に連絡をとってみるなどでコミュニケーションを築くのもいいかと思います。

佐々木 治一郎 先生/北里大学医学部附属新世紀医療開発センター 教授
(取材日:2020年7月23日)

外食時直接口に入れる箸やスプーンなどは自分専用のものを持ち歩いた方がいいですか?

肺がん/50代女性

監修医より
アドバイス

 現在はどの飲食店も感染対策に努力しています。医学的に箸やスプーンの持参は必要ないと思いますが、もし持参する方が安心であるならば実行しても良いかもしれません。ただし、使用後は洗うなど清潔を保つようにしないと、高温多湿な状況では細菌やカビの繁殖のリスクがあります。

佐々木 治一郎 先生/北里大学医学部附属新世紀医療開発センター 教授
(取材日:2020年7月23日)

消毒などをどこまでやったらいいですか?購入したものを帰宅後除菌ティッシュで拭いている人の話も聞きました。そこまでやるべきなのでしょうか?

乳がん/50代女性

監修医より
アドバイス

 どこまでの対策をとるかは、医学的根拠に基づくものと不安解消のための2つの側面があります。医学的に考えた一般的な感染予防策では、食事の前や帰宅時、他人や他人が触ったものとの接触後に手洗いまたは手指消毒をすれば十分でしょう。ただ、もう少し厳密に徹底的にした方が安心という場合はご自分で納得する範囲で対策をすればよいと思います。
 どんなに対策をしても不安が解消されない場合は、ストレス反応など精神的な健康被害が生じている可能性がありますので、専門家に相談した方が良いと思います。

佐々木 治一郎 先生/北里大学医学部附属新世紀医療開発センター 教授
(取材日:2020年7月23日)

帰宅後は手洗いうがいをし、外食時は方より上に手を上げないように気を付けています。コロナウイルスへの感染は口や目、鼻の粘膜から起こるとの認識でいいのでしょうか?

乳がん/50代女性

監修医より
アドバイス

 新型コロナウイルスは目、口、鼻の粘膜から体内に侵入すると言われています。感染者からのウイルスの排出も唾液や粘液が主体です。ですので、感染を予防する上で、手洗いやマスク、ゴーグルやフェイスシールドなどは有効であるといえます。

佐々木 治一郎 先生/北里大学医学部附属新世紀医療開発センター 教授
(取材日:2020年7月23日)

Q&A監修医プロフィール

和歌山県立医科大学 呼吸器内科・腫瘍内科(内科学第三講座) 教授山本 信之 先生

1989年和歌山県立医科大医学部卒。国立がんセンター中央病院内科、近畿大学第四内科、静岡がんセンターなどを経て2013年より現職。同院の腫瘍センター長、臨床研究センター長も併任。胸部悪性腫瘍の内科的治療の開発、バイオマーカーの研究などに携わる。西日本がん研究機構の副理事長、日本肺癌学会理事も務める。

岩手医科大学 内科学講座 呼吸器内科分野 教授前門戸 任 先生

1989年自治医科大医学部卒。2002年東北大学大学院医学部卒。東北大学病院遺伝子・呼吸器内科、宮城県立がんセンター呼吸器内科を経て2018年より現職。肺がんの分子標的薬に関する研究を専門としている。北東日本研究機構の副代表理事でもあり、日本肺癌学会理事でもある。

北里大学医学部附属新世紀医療開発センター 教授佐々木 治一郎 先生

1991年熊本大学医学部卒。熊本大学付属病院呼吸器内科、がん診療センター、米国テキサス大学M.D.Anderson Cancer Centerへの留学などを経て2014年より現職。北里大学病院集学的がん診療センター長、副院長(経営戦略・広報担当)も併任。臨床腫瘍学、呼吸器腫瘍学、緩和医療学が専門分野。日本癌治療学会の代議員、日本臨床腫瘍学会の協議員、日本肺癌学会の評議員である。日本肺癌学会では緩和ケアや患者向けガイドラインの作成にも携わる。