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がん情報サイト「オンコロ」が、
新型コロナウイルスの影響下において
様々な問題に直面する
がん患者さんに資するために作成しました。

がんと新型コロナウイルス基本情報

がんと新型コロナウイルス基本情報

現在、各国で流行している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、SARS-CoV-2(SARSコロナウイルス2)が原因となっており、ヒトへの感染が確認されているコロナウイルスでは7種類目にあたります。
7種類あるコロナウイルスのうち4種類は、通常ヒトの間で流行する風邪の10~15%の原因ウイルスであり、風邪流行期では3人に1人が感染します。残りの3種類は、4種類のコロナウイルスと比較して病原性が高く、深刻な症状(重症肺炎など)の原因と言われています。

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治療の悩み

がんの発見が遅れ、手遅れになるのが怖いです。がん検診は受けた方がいいのでしょうか?また、受けられるのでしょうか?

胃がん/50代男性

監修医より
アドバイス

 がんの発見が遅れないように、がん検診は受けた方がいいです。がん検診が予定されている場合にはそのまま受診していただくことをお勧めします。一時期、プロテクターなどの医療資材が不足しましたが、現在、不足部分は補えており、がんの検診が行われている医療機関も新型コロナ感染症に対する対策は十分に取られています。第1波が起こった時には重症感染者数も多くなり、急がない人は少し検査を待ってもらっていましたが、現在は落ち着いてきたため、受診の呼び掛けも行っています。安心してがん検診を受診していただければと思います。

中川 和彦 先生/近畿大学医学部 内科学腫瘍内科部門 主任教授
(取材日:2020年7月20日)

コロナなどの受け入れ患者が増えて医療機関が逼迫した場合、今行っている2泊3日の入院で点滴を受ける治療ができなくなり、通院治療になると言われました。治療効果は一緒なのでしょうか?

大腸がん/50代女性

監修医より
アドバイス

 治療方法が変わらないかぎり、治療効果は一緒です。ただし、通院治療に変わるにあたり、使用する薬剤が変わる可能性もあります。そうなると治療効果にも違いが出る可能性がありますので、主治医に確認しましょう。

山本 信之 先生/和歌山県立医科大学 呼吸器内科・腫瘍内科(内科学第三講座)教授
(取材日:2020年7月22日)

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生活の悩み

インフルエンザのワクチンを今まで受けていなかったのですが、今年は受けた方がいいですか?

大腸がん/70歳代男性

監修医より
アドバイス

 インフルエンザワクチンは、インフルエンザ感染による重症化を防ぐのに役立っています。高齢者、がん患者などインフルエンザ感染に伴って重症化のリスクが高い方にワクチンのメリットがあります。これからは新型コロナウイルスとの合併も考えられます。是非、インフルエンザワクチンの予防接種を受けてください。

前門戸 任 先生/岩手医科大学 内科学講座 呼吸器内科分野 教授
(取材日:2020年7月16日)

コロナへの感染を恐れて子どもや孫たちの接触を避けているのですが、それは続けるべきでしょうか?どのようなことに注意をしたら一緒に過ごせますか?

多発性骨髄腫/60代男性

監修医より
アドバイス

 地域の感染の状況により異なりますが、緊急事態宣言が解除された現在はマスクや手洗いの励行など感染予防策をとったうえで面会をすることは可能と思います。再度感染が拡大する場合には、直接的接触を避けた方が良い場合もあります。

佐々木 治一郎 先生/北里大学医学部附属新世紀医療開発センター 教授
(取材日:2020年7月23日)

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動画

分子標的薬を使用していますが、新型コロナウイルスにかかりやすい、重症化しやすいなどの影響はありますか?

自分も家族も在宅勤務をしています。その場合、別々の部屋で仕事をした方がいいですか?

家族ががん患者です。1人で通院できないのでいつも付き添っているのですが、家族が気を付けることはありますか?

次の治療に治験も考えていました。医療機関が逼迫しているこの状況で治験は行われているのでしょうか?

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総合監修

近畿大学医学部 内科学腫瘍内科部門 主任教授中川 和彦 先生

1983年熊本大学医学部卒。国立がんセンター中央病院内科、近畿大学腫瘍内科などを経て、2007年より現職。がんの新薬、分子標的薬などの臨床試験に積極的に取り組み、日本における質の高い腫瘍内科の確立を目指す。多施設共同臨床試験グループである西日本がん研究機構の理事長でもあり、日本肺癌学会理事でもある。

後援

がんを「知る」プロジェクトグリーンルーペ

「自分はがんとは関係ない」と思っていませんか?
がんは国民のふたりにひとりがかかる、子どもにも、若い世代にも発症する病です。
ある日突然、がんと言われて、日常が180度変わってしまった…。世の中には色々な情報が溢れていて、何が正しいのかわからず、途方に暮れてしまう…。
この手強い病の体験者だからこそ、後悔しないように、知っているだけでもおトクな知識を伝えられる、と思います。知るのはこわい…でも、知らないことは、もっとこわい。知ることは必ずあなたの力になります!
グリーンルーペは、がん体験者や家族が「がんになる前に知っておきたかった!」を発信するプロジェクト。がんをもう少し近くで見るためのみなさんの”虫めがね”になれたら嬉しいです。
ちょっと、のぞいてみてください。

https://greenloupe.org/